小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日常にさりげなく現われる、大切な人との絆を描いた8編。
「多分…それで、おしまいですから」。世界を救うため“人類最悪の遊び人”狐面の男と対決する決意をした“戯言遣い”いーちゃん。復活した哀川潤とともに決戦の場に向かう。最悪対最弱、最終対最強の戦いの結末は。「戯言シリーズ」ここに完結。
「酒池肉林」が批判された本当の理由とは何なのか?「株を守る」のハタケに、なぜ木の根っこがあったのか?『三国志』曹操の勝利の裏に潜む、気温の変化とは?『論語』『史記』『韓非子』『三国志』などの有名古典を、「環境」をキーワードに読み、人と自然、歴史の関わりを考えてゆく。
N女子学園にやってきた、時期はずれの編入生、棚原弥生を見て、担任の竜野は激しい衝撃を受けた。その仕草や表情が、20年前の彼女に似ていたから…。弥生に両親はいない。母は5年前に他界し、そして父は4ヶ月前、あの片山刑事を狙った銃弾で不慮の死を遂げていたー。N女子学園での不穏な情報を得た片山は、弥生と再会する。弥生の周辺で次々と起こる事件に、三毛猫ホームズの面々が立ち向かう!シリーズ第32弾。
KONAMIゲームの人気作曲家、猫叉Masterの1stアルバム。『Beatmania』シリーズや『Elebits』、サントラ未収録音源などをコンパイルした一枚。一般リスナーにも聴きやすい癒しのナンバー全17曲を収録。
ねこにこばん、ねこをかぶる、ねこばば、ねこもしゃくしも、ねこなでごえ、どろぼうねこ、ねこかわいがり、ねこのひたい、ねこのめ、ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる、ねこのてもかりたい、など、いもとようこはじめてのことわざえほん、第1巻は「ねこ」のことわざやことば。
同名映画のサントラ盤で、金子隆博が音楽を手がけている。どの曲もピアノやアコギのシンプルでやわらかな音色を活かし、静かにゆったりと時間が流れるような音楽集だ。小林聡美が初めて歌も担当し、ナチュラルな声で心地よさそうに歌っていて、実にいい味わい。
8年の歳月を経て2006年に活動再開した筋肉少女帯が、89年にリリースした3rdアルバム。三柴江戸蔵(key)の脱退によって破天荒な印象は控えめに。紙ジャケ&デジタル・リマスタリング仕様。
ピティナ・ピアノコンペティションソロ部門特級グランプリの偉業。数々のオーケストラとの共演、CD録音、ソロリサイタル…。中学・高校の数学教師を本職にしながら、疾走し続ける異色のピアニスト。怪我による挫折、仕事との両立に苦しみ、編み出した独自のメソッドとは…。
最高の音で楽しむために!
あのマドレーヌがローマの風にのってみんなのもとに帰ってきました!パリの空は、くる日もくる日もくらくしずんだ空。そこで、ミス・クラベルと12人の女の子たちはおひさまにさそわれみなみのローマにやってきました。そこでマドレーヌたちにおこったさまざまなハプニングとは…!
女という異性を通して人間を視ることができた人。
得意ネタの古典落語「居残り佐平次」と古典落語を面白おかしく改造した「イラサリマケー」などを収めた、談笑落語の真骨頂的作品。“先鋭でスリリングな大衆娯楽落語”を目指す立川談笑ならではの、ユニークな噺が楽しめる。
男が訪れてたクリミア半島の海辺の町はまるで猫に支配されたかのように、夜の闇を無数の猫がうろついていた。町にはスフィンクスのかたちをした猫の記念碑が建てられ、人びとは猫をこよなく愛していた。だが、ある夜、人間が猫に襲われ、猫インフルエンザのウィルスが見つかると、町は検疫のため封鎖され、感染をおそれた町の住人は猫殺しにはしりはじめた…。鳥インフルエンザ、豚インフルエンザとつねにパニックにおちいる現代社会を30年前に予見していたロシアのミステリー小説がいま蘇る。