五十代、独身、母と二人暮らし。仕事のスランプで切羽詰る日々だった。訪れた神社で「しあわせをください」とつぶやいた翌日、庭の白木蓮の切り株に、彼らは舞い降りた。「猫は嫌いだし、生き物は飼わない」と決めていたが、愛護協会や保健所も頼れない…。やがて始まるにぎやかで、穏やかな日常。『日日是好日』の著者が描く、笑って泣ける猫日和!
ふうたくんはじてんしゃでおかいもの。こいぬくん ことりちゃんとのたのしいひととき。
1968年の発売から半世紀近く、世界中多くのファンを魅了してきたタミヤ1/35ミリタリーミニチュア(MM)シリーズ。その1975〜1987年まで、65アイテムのインスト(組立説明図)を縮刷版で完全収録!
鮮やかな犯行のあとには、必ず闇の悪事が暴かれる!これぞ平成のねずみ小僧か、はたまた単なる盗人か!?神出鬼没の伝説の窃盗犯、その名は“山猫”。天才的なハッカー“魔王”が偶然手に入れた携帯番号は、悪事に天誅を下すとして最近、巷を騒がせている謎の集団、“ウロボロス”へとつながっていた。“魔王”と“ウロボロス”、そして“山猫”、3つの正義が火花を散らす。最後に生き残る正義はどれだ!?痛快ピカレスク・ミステリー。
猫に優しい町を選び、マンションを購入した著者。ある雨上がりの日、路地裏で一匹の仔猫と出会う。掌に乗るほど小さく、ぐったりしていた仔猫を見捨てられずに飼うことを決意するが、いくつも病気を抱えていたうえに、なんと怪異現象までついてきて…。病院通いに、気功にお経。猫に振り回されながらも、しみじみいとおしさが湧いてくる。怪談作家のあやしくも愛にあふれた体当たり「育猫日記」。
わたしたちにとってもっとも身近な動物であるネコ。地球上に存在する数はなんとイヌの3倍!でも、からだ全体で喜びや愛情を表現するイヌと違い、ネコはめったに感情をあらわにしないミステリアスな生き物でもある。ネコはいったい何を感じ、何を考えて行動しているのか?ネコの幸福とは、ストレスとは?人間動物関係学者である著者が、野生から進化して人間と共存するようになったイエネコの1万年におよぶ歴史から、わたしたちが考えるネコ像と実際の生態との違い、一緒に暮らすためのヒント、イエネコの未来までをわかりやすく解説する総合ネコ読本。「NYタイムズ」ベストセラー&NPRブック・オブ・ザ・イヤー受賞。
みすゞの名詩194篇を精選しさまざまな角度から鑑賞を試みる。詩の本文とともに詩に込められた深い思いを楽しむことが出来る一冊。
がっこうからのかえりみち。ミカちゃんからいえにさそわれた。「タケシくんにみせたいものがあるの」タケシはわくわくしながらいえをとびだした。
ひとりっこのぼっちゃんは、いつでもぼくといっしょだったこと。どこにでもつれていってくれて、ねるときもまいばん同じおふとんだったこと。おきにいりのクレヨンで、ぼくの絵をたくさんかいてくれたこと。かなしいときは、ぼくにかおをうずめてなみだをふいていたこと。このお腹だってはじめはまっ白だったんだ。バッグ付き絵本として発売直後から大反響だった「ふたりのねこ」が、絵本として再登場。カバーは描き下ろし!!
手懸であろうと、心さえ通じていれば、きっと女ごの幸せが掴めるー自分を落籍してくれた心底ずくの旦那はその後しばらくして倒れ逢えずじまい、見世の身代も傾いたという。立ち上がれないほどの絶望を経験しても毅然と前を向こうとする亀松の女将・お蓮の気丈な生き方を描く表題作他、佐吉の恋、鹿一の心の雪解け、およしの出産…出会いと別れを繰り返しながら深まりゆく江戸人情を描いた大人気書き下ろしシリーズ第四弾。