お店の守り神である木彫りの猫がなくなり、その行方を捜す「猫神さま」(西條奈加)、長屋で一番偉い猫の“サバ”が、夫婦の揉め事を解決する「包丁騒動」(田牧大和)、臆病な火消しの男へ按摩が与えた猫頭巾に込められた恐るべき謎「だるま猫」(宮部みゆき)など、愛らしくも摩訶不思議な存在である江戸の猫にまつわる短編六作を収録。令和を代表する女性時代作家の共演による珠玉のアンソロジー。
仲間になったエルフの女王・ティエラを救うため、ハイエルフたちと戦うことになったリント。しかし森から大量の魔力を得たハイエルフは非常に強く、いまのままで戦っても生き残れない…ということで、リントは再び修行することに。そうしてビレナたちとの修行(とエッチ)に励んでいると、東方の火国から侍の姿をした美少女・アオイがやってくるのだが、彼女には「ある秘密」があってー!?
結婚と同時に子ネコと暮らし始めた夫婦。子宝に恵まれなくても、二匹が加わって幸せに歳を重ねるが、ネコたちとの別離は順番に訪れる。熟年離婚した男やもめと思いがけず拾ったイヌとの、ドタバタで温かい日々。七十歳で夫と死別した後、ネコを五匹も引き取ってしまった母に振り回される娘。ほか、「老いとペット」を明るく描く連作小説。
純血の魔族・アーデリアの暴走を食い止め、ネルク王国現国王リオレット様とのキューピット役もこなした転生猫のルークさん。これにて一件落着ーと思っていたところで、本来の目的に踏み出す。そう、はるばる王都までやってきたのはトマト様の布教のためであった!トマト様の輸送用缶詰を探すルークだが、思わぬ障害で頭を抱えることに。ところが、ふと訪れた工房に元の世界でおなじみの「アレ」が眠っていて…!?
猫と過ごす春夏秋冬。なにげない幸せが詰まった、心温まる猫コミックエッセイ、待望の第2弾。全編オールカラー。長編4エピソードを含む描き下ろし50P以上を収録。