河童族の生き残りが暮らす散在ガ池。一番小さい浅沼には、「八寸」というこどもの河童が、ひとりぼっちで暮らしていた。人の目から身を隠す修業のため、猫に姿を変えて人間の世界に送りこまれた八寸は、母親を亡くしたばかりの麻という女の子の家で暮らし始める。ユーモアと感動に満ちたファンタジー、待望の文庫化。
ホブゴブリンの村からロアーの街に帰ってくると、自分の年齢がいきなり三十路目前になっていることに気付くカエデ。マウンテン鼠が爆発した影響で時間の進み方がおかしくなった模様。嘆きながら冒険者ギルドに行くと、あと15日で依頼を達成しないと冒険者の資格がなくなってしまうらしい。数ある依頼を見てどれにしようか選んでいると…。鋼メンタルのカエデが繰り広げる異世界生活、第四弾!
猫ですか?いいえ、彫刻です。
「私はあなたの用心棒です。いつも、必ずあなたを見守っています」-。深夜の帰宅途中、三枝英子は変質者に襲われかけたところを見知らぬ男に助けられる。その夜を境に次々と、英子の身を守るかのように不可解な事故が起こりはじめ、ついには彼女に嫌がらせをした上司が何者かに殺害されてしまった。これらはすべて「用心棒」の仕業なのか。はたしてその正体は?表題作を含む短編5作を収録した、大人気シリーズ第46弾!
神への道を求め、己を戒め己を信じて歩み続けた、若き魂の言葉。
自尊心が強く、人に媚びないといわれるネコだから、人がネコの本当の気持ちを読み取れなくても、仕方がないのでしょうか?ことばを話さない動物だから、その本当に望んでいることを飼い主さんが理解できなくてもかまわないのでしょうか?「いいえ、もっと知りたいです」という飼い主さんは、きっとたくさんいます。本当はどうしてほしいのか?どうされるのが望みなのか?ネコの本音、あなたも知りたくありませんか?
映画「ねことじいちゃん」に出演したネコ、“ベーコン”の写真集。
猫の種族であるケットシーのユオラは、ゴルトヴァルデ家の子息・イグナートに思いを寄せていた。だが使用人としてでも傍にいたいと願うユオラに、イグナートは貴族の子息・ヴーレンと婚約したことを告げる。「生贄」と呼ばれ森に囚われてきたユオラは、イグナートの政略結婚によって役目を終えた。すべてはユオラを自由にするためであったが、ユオラはイグナートが婚約者を愛していると誤解する。そんな中、ヴーレンに呼び出され、自身の出生の秘密について詰問され…?第23回角川ルビー小説大賞奨励賞受賞!!
突然の異世界転移にもかかわらず、楽天的な性格から飄々と異世界を満喫するカエデ。ダリアとバンズが住んでいたホブゴブリンの里まで送り届けるため、迷いの森へ入っていくことに…。そこはいつもと様子が異なっており、さまざまな妖精がやってきてー鋼メンタルのカエデが繰り広げる異世界生活、第三弾!