独禁法の「現代化」を視野に、デジタル社会における独禁法の将来像、改革像を明らかにする待望の書。
本書は、中山間地域に広く賦存する森林、草地、農耕地や地場産業、観光・地域文化等の「地域資源」を積極的に活用し、地域の人口扶養力の向上と定住人口の維持拡大を図ることの意義と可能性について地域条件との関連で分析・提示したものである。プロジェクトの成果として、中山間地域問題の“個々の問題領域における具体的事例の分析、知見、処方箋”を紹介した。
世界経済危機のもと、日本経済はその激変の渦中にあり、日本企業もまた変化する状況に即応するため、様々な努力を重ねている。本書は、企業活動の背景にある日本経済の現況を把握し、グローバルに活路を見出しつつある日本企業の実態を明らかにする。また今後も日本経済・日本企業に影響を及ぼす金融危機後の世界経済の現状にも注目し、これからの展開と課題を検証する。
腎硬化症のエキスパートが結集し、早期診断から透析・腎移植に至る治療までを総合的に解説。
「金融先物市場の父」レオ・メラメドが、世界最大の先物取引所CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)への電子取引(グローベックス)導入を巡る奮闘を通して、先物市場の未来を綴る。
健康日本21(第二次)を取り巻く諸問題や、目標達成のための課題を詳しく解説!
●国の健康づくり施策、21世紀における第二次国民健康づくり運動[健康日本21(第二次)]について、2018年9月、厚生労働省から中間評価報告書が公開された。各目標項目について詳細な分析が行われ、今後の問題点が検討されている。
●本誌では、各項目の目標値の評価に関わった専門委員会委員を執筆陣へ迎え、目標値の分析だけでなく、取り巻く諸問題や、目標達成のための課題について詳しく解説。
●健康日本21(第二次)の新たな方向性を示し、推進の一助となることを目指した内容。
【AYUMI】
■総論
健康寿命の延伸と健康格差の縮小──健康日本21(第二次)の中間評価とこれからの取り組み
■主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底
生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底“がん”
循環器疾患対策の進捗状況と今後の課題
糖尿病発症予防・重症化予防の取り組みとその成果、今後の方向性
■社会生活を営むために必要な機能の維持・向上
こころの健康
次世代の健康
高齢者の健康ーーロコモティブシンドロームを中心に
■生活習慣及び社会環境の整備
健康を守るための社会環境の整備とソーシャルキャピタルの醸成
“栄養・食生活”について
身体活動・運動・座位行動
睡眠に関する健康の評価と今後の展望
“飲酒”について
“喫煙”について
歯と口腔の健康について
■健康日本21(第二次)を取り巻く諸課題
健康政策をめぐる世界の潮流と健康日本21
ヘルスプロモーション理念から見た健康日本21(第二次)--人々の健康と幸福のために、今できること
高齢社会における企業の社会的要請──働き方改革と健康経営
国民の健康増進をめざした公衆衛生領域における連携の現状と課題
住環境と“健康日本21(第二次)”
健康づくりにおける行動経済学とナッジの応用
超高齢社会の課題解決に資する自然と“健幸”になるまちづくり
環境改善による健康格差対策の類型とその実践ーー医療に求められる“社会的処方”
健康づくりと医療経済学
【ayumi TOPICS】
持続可能な開発目標(SDGs)--トリプル・ウインのグローバルヘルスの枠組み
“健康寿命延伸プラン”と“スマート・ライフ・プロジェクト”
身体活動の普及戦略ーーエビデンスが示す壁と成功の鍵
2002年6月1日、2日に中央大学で開催された日本地方財政学会第10回大会の報告を基礎として編集された研究叢書で、通巻第10号。財政的分権のあり方を具体的に提起した論文を柱としている。地方環境政策と地方公共事業に着目し、それぞれについての論文を掲載した。
既存吹付け法面における維持・点検や老朽化調査から対策手法までの総合的な維持管理技術に特化した初めての手引書。
●近年、「遺伝子スイッチ」の考え方が普及してきた。2万個ある遺伝子のうち、どのスイッチがオン/オフになるかで細胞の運命が決まり、オン/オフが乱れると各種疾患の原因となるが、一方でそのスイッチの状態をきれいに戻す細胞のリプログラミングも可能である。この遺伝子のスイッチがエピジェネティック修飾であり、主にDNAメチル化とヒストン修飾により担われる。
●現在、がんのエピジェネティック診断は一部臨床応用されており、治療分野では、DNA脱メチル化剤とヒストン脱アセチル化酵素阻害剤はその使い方が深化し、薬剤の新規開発や臨床研究も盛んに行われている。
●精神・神経疾患、代謝疾患、腎臓病、循環器疾患、自己免疫・アレルギー疾患などでもエピゲノム異常が見つかっており、またエピジェネティック解析により再生医療製品の安全性や品質が評価できる可能性も高まっている。
●本書では、各分野でのエピジェネティクス研究が、現在と将来の臨床へどのようにつながるのかを最新の情報や知見をもとに広く解説した。
【AYUMI】
■総論
DNAメチル化
ヒストン修飾
non-coding RNAの多様な機能とゲノム安定性維持における役割
クロマチン高次構造
■各種疾患とエピゲノム異常
がんのエピゲノム異常
がんのエピゲノム診断
エピジェネティック制御因子の先天性変異
ヒト胎盤におけるゲノムインプリンティング
精神疾患とepigenetic age
慢性疼痛におけるエピジェネティック変容の解析
糖尿病・肥満をはじめとする代謝関連疾患とエピゲノム
腎臓病の進展に関わるエピジェネティクス
循環器疾患におけるエピゲノム異常と治療への展望
自己免疫疾患・アレルギー疾患
再生医療におけるエピジェネティクスによる安全性・品質評価の重要性
エピゲノム変化の世代を超えた遺伝
■治療への展開
DNA脱メチル化剤および変異型IDH阻害薬の臨床導入と新規開発の現状
阻害薬によるヒストンアセチル化の調節
ヒストンメチル化酵素・脱メチル化酵素阻害薬
SWI/SNFクロマチンリモデリング複合体欠損がんを対象とした最適化がん治療
市場はいかにして機能するのか?ケインズ、フリードマンと袂を分かつミクロ分析に立脚するハイエク景気循環論の集大成。