本書は、単に法的な基準の内容と設定値の説明だけではなく、水質に関する多くの情報とそれらの意味を整理し、「水質衛生学」としての現時点をまとめたもの。
シギゾウムシは、どうして象の鼻のように長い口をもっているのか。冬の林の中で、一ぴきのシギゾウムシのメスが、ゆっくり、ゆっくり、ドングリに穴をあけはじめた。寒風に吹かれながら、ファーブルはじっと観察を続けている。すると、穴をあけ終わったシギゾウムシは、そこでやめてしまったのだ。この虫は、どうやって卵をうむのか。実はもうひとつの秘密の道具があったのだ。
大正十五年生まれ。東西電機宣伝部に勤務する江分利満氏。妻・夏子と息子・庄助と三人で社宅に住んでいる、ごく普通のサラリーマン。戦中派サラリーマンの不屈の精神とダンディズムを唱いあげた、日本のサラリーマン必携の聖書。
人間ってなあに?そんな疑問にお答えいたします。
本書では、未知に富んだ土の微生物世界を、これから探求しようとする人々に、見え隠れする微生物たちの姿を整理するとともに、その多彩な働きについて粗いスケッチを提供したいと考えた。
日本で暮らすためのガイダンス、絵で知る日本の現代文化、日本人の生活様式を紹介した、フランス語版絵とき事典。
あなただけの武器があるか?ジャンケンに勝つ自信はあるか?仕事でなくてはならない存在か?発想、企画からプレゼン、勉強、人づきあい、そして恋愛まで、秋元流最強ビジネスマン養成講座8時限。
1980年代末から、政治家の発言や企業広告の中に「生活者」という言葉が頻出しはじめる。それは瞬く間に時代のキーワードとして定着した。「非生活者」など存在しないにもかかわらず、なぜ「生活者」は人心を掴んだのか。本書は、三木清の生活文化論から戦後の消費社会論を経て「新しい社会運動」論へと半世紀余り使われてきた「生活者」という言葉に、個人の思いだけでなく、人びとが生きた時代の思いを読み解く試みである。
本書の特徴は、呼吸のリハビリテーションの原理とその手技全般について記述しているが、とくに各疾患ごとの呼吸不全病態の特徴とそれに対応して、なぜリハビリテーションが必要か、そのメカニズムを明らかにした点である。9年を経た今、基本的には、これらの内容に訂正するところはない。日々進歩する薬物療法とは異なり、呼吸筋を中心とした呼吸のリハビリテーション医学の骨格は、9年の年月を経ても変わらない。この度の改訂に際して補充加筆した部分は、対象疾患として前回記述できなかった特発性間質性肺炎の追加、呼吸筋トレーニングの実践状況、腹式呼吸体操の具体化、在宅酸素療法における吸入O2流量の適正化および人工呼吸器、呼吸同調型酸素供給調節器などを中心とした器機の進歩の軌跡などである。
一つ一つの動作には、合理的なやり方があります。本書は、子どもたちが体さばきをマスターし、のびのびと活動するための49の生活技術が、詳細なイラストで説明されています。
スウェーデンの福祉が1つの理想であると考えられるようになって久しい。著者が厚生省からの初代のアタッシェとしてスウェーデン大使館に派遣された1980年前後にも、先進的な福祉を学ぼうと数多くの視察団が日本から訪れていた。介護問題への対応が待ったなしの課題となってきた昨今ではその数は増加の一途をたどっている。本書は、交流シンポジウムの記録に加えて、エーデル改革の概要とサービス提供の実際について新たに書き下ろし、さらにスウェーデンの福祉社会を考察して、シンポジウムで語りつくすことのできなかった「改革」とその「実践」を描こうとしたものである。
心に沁みるふつうの人のふつうの人生。ふつうの人の最期のひと言。
耳の聞こえない人の日常の不便さを知る。…そして、共に生きることを考える。写真絵本と体験コミック。
本書は海に憧れた少年ビセット(著者)が、15歳から20歳までの5年余(4回の世界周航を含む帆船生活)の、アプレンティス(士官見習生)、あるいは若きセコンド・メイトとして送った体験を、後年の豊富な海上経験を加味して興味深く書き綴ったものである。本書には、今世紀初頭の帆船から汽船への技術革新、シーマンシップの原点、帆船乗りの栄光と悲哀が巧みに組み込まれている。
「生活」の中に、見つけた「自然」。日本の自然から生まれ、日本人が育てた生活道具30点の自叙伝。
むらと都市は異なる原理で…食と農は同じ原理で…四十年にわたる農村巡礼のなかに、都会育ちの著者が感受した異と同のハーモニー。