「命が宝」ということばが沖縄にあります。その生命を創り維持する第一のものは、食べものです。沖縄はまた、世界に冠たる長寿の島です。長寿を約束する最大の要素も食べものです。本書は、沖縄各地に住むおばあさん方から、半世紀前のくらしの営みのなかでの食べものつくりの話をうかがい、また当時の料理を実際につくっていただきながら製作しました。
この本は、大正の終わりから昭和の初めころの石川県の食生活を再現したものです。そのため文章表現は、「こうであった」というような過去形を用いず、「こうしている」という現在形としました。昭和の初めの食生活を今しているように表現しました。
遊びや職業活動に必要な知識・技能を身につけていくとき、人が必要を超えて上達を望み、理解を深めようとするのはなぜか。日常生活での能動性と有能さを支えるものはなにか。本書は伝統的学習観による「人間怠け者」説をくつがえし、「みずから学ぶ存在」としての人を実証的に描き出して、学び手の心的装置と文化の役割を探求すると同時に、「学習」のもつ暗いイメージを再考し、新しい学習観にもとづく教育のあり方を提言する。
200年前のパリの臭を嗅ぎ、ぬかるみを疾駆する馬車の騒音や、物売りの声に身をつつまれるまさにそんな思いに読者を引きこむのがこの一書。革命前夜のパリの街を隅なく歩きまわった作家メルシエ(1740-1814)が、大都市に生きる人々姿をヴィヴィッドに描きだした貴重な記録。本邦初訳。収録図版多数。
珍味佳肴に目を輝かせる美食家の飽食ぶり、場末のいかがわしい酒場にたむろする乞食の集団、そしてまたや繁文縟礼をこととする役人たち…。「私はこの本を足で書きあげた」と自負するメルシエの言葉どおり、あらゆる場所あらゆる階層に踏みこんでゆく彼の筆は、パリをおおう不平等、奢侈、悪徳、頽廃、貧困をあばきだす。
本書は、大正の終わりから昭和の初めころの愛知県の食生活を再現したものです。
動物学の立場からその特異な生態を描き出すとともに、和漢洋の文献資料と豊富な図版を駆使して故事・習俗・神事・民話・文芸・美術工芸等における蛙の多彩な活躍ぶりを活写し、蛙と人間との古くて親しいかかわりの歴史をあとづける。
日常生活の変化で、いま子どもは心もからだもこわばっています。健全な生活への数々の提言。
この本は、大正の終わりから昭和の初めころの岐阜県の食生活を再現したものです。
ボストンの近郊、コンコードの町に近いウォールデン池のほとりに、ソローは自ら建てた小屋で、2年3カ月、独り思索と労働と自然観察の日々を過した。人間の生活における経済の理念をはじめ、人生のあるべき姿や精神生活の大切さ、森の動植物への情愛などを語りながら、彼は当時のアメリカ社会と人間を考察し続けた。物質文明の発展が問い直されている今日、ソローの思想の持つ意味はますます大きい。
オニたちは、どんなところにすみ、何を食べどんな仕事をしていたのか…。オニの衣食住を、ヒサクニヒコができるかぎりの情報と豊かな想像力で再現したユニークな図鑑。
「知的生活」とは、生き生きとものを考える喜びにあふれた人生のこと。知識だけに偏らない全人間的な徳の獲得を奨める人生哲学の名著として欧米に名高い本書は、ライフ・スタイルとしての「知的生活」を愛する全ての人に、有用な心構えを教えてくれる。時間の使い方・金銭への対し方から読書法・交際術まで、そこにはいささかの空疎な議論もなく、切実な実体験から生まれた「人生の極意」にみちている。
UFO研究の世界的権威アダムスキーの異星人との会見記録のすべてが明らかにされるUFOファン必読の書。