法隆寺金堂の大修理、法輪寺三重塔、薬師寺金堂や西塔などの復元を果たした最後の宮大工棟梁・西岡常一氏が語り下ろしたベストセラー、待望の文庫版。宮大工の祖父に師事し、木の心を知り、木と共に生き、宮大工としての技術と心構え、堂塔にまつわるエピソード、そして再建に懸ける凄まじいまでの執念を飄々とした口調で語り尽くしている。氏が発するひとつひとつの言葉からは、現代人が忘れかけている伝統的な日本文化の深奥が、見事なまでに伝わってくる。
思索と行動を重ねてきた著者が女性に贈る、信念とあたたかさに満ちた6篇の詩と30の随想集。
私たちが普段手に入れられるものに、角寒天(棒寒天)と粉寒天、糸寒天がありますが、本書では、応用範囲の広さから角寒天を中心に用いました。
生きにくい世の中である。不況、雇用不安などの外圧もさることながら、個人の内部に深く根差した、生きるための目標、足場の固め方までもが見えにくくなっている。だけど、しょせん人はこの身と心で生きてゆくしかない。それならいっそ、ものの見方をがらりと変えて、もっと楽に生きるための思考法を身につけてしまおう。作家にして禅僧である著者が、禅語をもとにその世界観をひもときながら、「今」「ここ」を充実させるための様々な智慧を、坐禅なしに伝授してしまおうという画期的にしてフラチな人生指南&禅入門の一冊。
1999年より京都で年4回開かれ、いよいよ4年目突入の「文字講話」。今も使われ続けている身近な漢字の中に、中国古代に生きた人々の習俗・技術・思想が、鮮やかに甦る。本書には、全20話のうち、第11話から第15話を収録。
本書では、健康づくりの指導者を目指す方々を対象に、糖尿病を中心とした生活習慣病のあらまし、運動による身体の変化、トレーニングの影響、運動療法指導の実際について具体的に解説した。また、健康運動指導士など、健康づくりの指導者養成の制度を紹介し、関連する子供の健康づくり、健康管理を行う養護教諭制度についても若干の解説を行った。
思わず微苦笑、帝国海軍の神秘・素っ裸の人間世界。海中の奥ふかくで繰りひろげられる底抜けのユーモアとペーソス。艦も人も型破り、一蓮托生の身であれば地位もなく、年齢もなく、艦長も水兵もただの人。確実機敏を鉄則に、気どらず気ばらず相和して、乗員はみな明るい一家族。感動のドンガメ生活アラカルト。
俳句は十七音からなる、地球上でもっとも短い定型詩である。そのうち何字かは季語を含むのだから、作者が独創を発揮する余地はさらに少ないように見える。だが、それだからこそ、ひとつひとつの言葉は磨かれ、詠む人の感覚や記憶が凝縮されるのだ。本書では、俳壇の気鋭として知られる著者の「俳句的生活」をたどり、実感溢れる俳句作りの場に立ち会う。日々の暮らしを結晶化した、美しい日本語に再会しよう。
3つのドーシャと5つの元素に基づく睡眠、食事、入浴などで健康&美容を手に入れるニュー・ライフ・スタイルの提案。テレビ・雑誌で今最も注目を集めるセラピー、スリランカ式アーユルヴェーダの決定版。
庭のない都会暮らしを選び、ベランダで花を育てる「ベランダー」。そのとりあえずの掟は…隣のベランダに土を掃き出すなかれ、隙間家具より隙間鉢、水さえやっときゃなんとかなる、狭さは知恵の泉なり…。ある日ふと植物の暮らしにハマッた著者の、いい加減なような熱心なような、「ガーデナー」とはひと味違う、愛と屈折に満ちた「植物生活」の全記録。第15回講談社エッセイ賞。
日本のおとなり、朝鮮半島で使われている文字「ハングル」の秘密をときあかします。
ちょっとがんばりすぎちゃったとき…まいにちが同じにみえたとき…もうやってられないときに…リラックマからのほっこりメッセージ。
種類ごとに、生育・開花特性、品種と作型の選び方、栽培管理の基礎を初心者にもわかりやすく解説。鉢花類14種、ラン類3種、宿根草6種、1・2年草7種、球根類9種、花木・枝もの5種。セル成型苗から、花壇苗、緑化樹・地被植物の苗まで、苗つくりの基礎と実際も紹介。生育の特徴やポイントになる作業など、栽培技術の要点を図解や写真を中心にわかりやすく解説。さし木、接ぎ木など繁殖方法、成長や開花の仕組みとその調節技術、品質と品質保持の方法、施設や設備の利用などは共通技術として詳述。