これまでの江戸時代史は、支配の側の法・制度・裁判の判決文によって捉えた歴史である。それも歴史には違いないが、歴史の技術はほかにもある。村に出かけ、みずからの目で見、手で触れ、世界史的法則などと言わずにみずからの頭で考える、という技術である。村の史料に焦点を当て、「歴史の見方」を大きく変えるエピソードを満載して、スリリングで新しい歴史観を提示する。
国内主要の70のADR機関(相談窓口を含む)を網羅した、わが国初のADR機関総合ガイドブックです。取り扱うトラブルの種類、解決方法、解決手続等のセールスポイント、担当者の人数・資格、受付方法、これまでの実績等の項目から、ADR機関を詳しく、わかりやすく紹介しています。トラブル事例の事項索引を収録。
革命動乱期メキシコのドラスティックな躍動のなかで先住民たちは、特権農園主たちは、教会は、そして、女たちは…。現代フェミニズム文学の先駆。
健康オタクを自認する、狂騒曲の指揮者の著者が、自らの受診体験を鋭い嗅覚で切り取る話題のエッセイ。
何が老化で、何が老化でないか?誰が老化し、誰が“不死”か?大躍進が間近に迫っている!?身体の老化について考察した本。
北朝鮮を出て日本にやってきた戦後最大のスーパースター完全真相。初公開、北朝鮮での極秘葬儀、実兄からの手紙、遺言、死亡原因メモ…タブーだった秘蔵写真の数々。
インパクトのメカニズムについて、正しく合理的な説明が、今までなされていませんでした。左手を説明する人は、右手が説明できません。右手で説明する人は、左手の説明を省いてしまいました。結局は、「良く分からない」とサジを投げてしまったのです。本書は初めて、左手と右手の関係を明らかにしました。また、今まで不明瞭だった、手、腕の動きに対応する、背骨の動きをも明らかにした。
江戸時代の民衆ははたしてどのような医療を受けていたのか。資料を丹念に見直すことで、いままでの歴史学では見えてこなかった、意外に長生きだった老人たち、村で働く多くの医者たちの姿が浮かび上がってくる。百姓たちは、消費生活を楽しみ、健康にも関心を持って、薬草や温泉を生活に取り込み、護摩壇に焚く香料・まじないの力までをフルに活用する。その一方で、科学的・合理的な考え方をする新時代の医者たちがあらわれる。江戸の医療を具体的にいきいきと描き出す「新しい民衆史」。
現在信じられている佐渡における日蓮の史跡の全ては、後世に作出されたもの。塚原配所や一谷配所、阿仏房など信者の家は、本当はどこにあったのか?佐渡出身の著者が詳細な現地調査と卓抜した手法で、日蓮に関わる重要史跡を特定した。昭和四十六年発刊の同名著書を全面的に“新版”へと大改訂。本書があれば、あなたは佐渡における日蓮の真実の足跡を知ることができる。
諸外国との比較のなかで、一歩外に出た視点から日本の教育を見つめなおす。
2001年4月より、教育職員免許法が改正され、「総合演習」が必須となった。本書では、教員をめざす者に対して、国際理解、環境、情報、福祉という4つの分野から、各自の資質能力の基礎を習得させることを意図している。また、本書では、教員志望の者が、自ら実践し自己変革することによって、より質の高い教員としての資質を培い、また、それを生徒指導に生かすことを意図している。この書を読み、理解し、各人が自分なりに人間理解のための問題設定をし、そしてそれを自分の頭で考え、実践することを祈念している。