諸外国との比較のなかで、一歩外に出た視点から日本の教育を見つめなおす。
本書では「システム運用」「運用設計」の全体像を捉えたうえで、構成要素ひとつひとつの設計内容を明示します。スケジューリング、バックアップ、バッチ運用、障害対応、セキュリティ保全、システム統制、ドキュメント管理等々、ITシステムのあらゆるオペレーションタスクを網羅し、豊富な図表を交えて体系的に整理しました。今日の企業にとってシステム運用設計は、業務設計とも不可分であり、ITシステムの価値実現プロセスをデザインする活動だと言えます。本書を通じて、運用設計と運用開始後を、切れ目なく連続させましょう。
民衆史を言いながら民衆を見ないー。法令と幕府の文書からは、絶望的な一揆を起こして挫折する百姓しか見えない。現世利益の信仰と無宗派の念仏、心中の流行と心中をテーマにする相川音頭、そこに18、19世紀の一揆を重ねて湧き上る民衆のエネルギーを見る。新しい地方史の誕生。
平安時代から室町時代に伝えられた薫物の種類と処方の源泉・受容について考究。古典籍『薫集類抄』の詳細な解題・翻刻・注釈と主要伝書「香之書」「焼物調合法」「香秘書」『薫物方』『薫物故書』5点の解題と翻刻をあわせて収録。古代日本の香りの文化を詳細に紹介する初めての試み。
歴代の髪型/結い方/歴史/櫛かんざし/島原太夫/舞妓/相撲/新日本髪。日本髪の歴史を時代考証とともに再現。結髪文化を支える結髪師の技にも迫る決定版。
調停実務や、より良い人間関係形成のために!メディエーションをわが国の紛争解決システムの中にどのように組み入れるか、理論と実践を分かりやすく説いた絶好の入門書!
パラリンピックがいつどこで始まったか、知る人は少ない。そして、パラリンピックの発展に、日本という国が深く関わっていることも、ほとんどの日本人は知らない。「パラリンピック」の名を冠して初めての国際スポーツ大会は、一九六四年の東京パラリンピックである。イギリスの小さな村の病院で行われた障害者スポーツ大会を始まりとして、この病院で研修した一人の日本人医師が東京大会を実現させたのが、現在に至るパラリンピックの源流である。その源流は、日本の障害者福祉や医療に一大変革をもたらし、アジア・南太平洋地域の国々にも障害者スポーツを普及させる役割を担った。そしてリハビリスポーツから競技スポーツへと進化していく過程でも、多くの人々の活躍と苦闘があった。またパラリンピックと障害者スポーツの支援には、皇室メンバーも深く関わっていたのだ。いよいよ東京で二度目のパラリンピックが開催されようとしている。パラリンピック六〇年の歴史を紐解きながら、これに関わった多くの人びとのドラマを描く、日本の障害者スポーツ史の決定版である。
教職員に罵声を浴びせて退職強要。寮に住む学生ら四五人を提訴。突然の総長解任。パワハラの捏造。ここ一〇年ほど、日本全国の大学で、耳を疑うような事件が頻発している。こうした事件の取材を始めた著者のもとには、全国の大学教員や学生から、悲鳴にも似た訴えが続々と寄せられるようになった。二〇〇〇年代以降に行われた国立大学の法人化や国の法改正により、政財界や大学経営者の権力が強化され、教職員や学生の立場は弱くなり続けている。疲弊する現場の声を集め、大学崩壊の背景を探る。
小児から成人まで実施でき、聴覚特性の把握が可能。
百姓は工夫し進歩していた。封建制のもとで停滞していた江戸時代という過去の常識を打ち破る村の研究。小さな村の現地を探り、文書を訪ねる精密・・微細な研究と、島から日本を見渡す壮大な歴史眼で画く新しい日本史。
幸せな家庭をなげうち、医学修業のため、地図制作を学ぶため、佐渡を出て3度目の江戸行きを敢行した蘭医柴田収蔵。江戸の町でよく学び、遊び、働く蘭学者たちの群像。