≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●わが国における維持透析患者数は2021年末時点で約35万人と増加の一途をたどっており、また透析導入時の平均年齢も71歳を超え年々高齢化しています。
●透析導入の原因となる慢性腎臓病(CKD)の予防・治療の基盤は、食事内容・生活習慣の適正化にありますが、高齢腎臓病患者の栄養管理においては、循環器疾患や脳血管障害、糖尿病といった併発疾患を踏まえた対応はもとより、ADLやQOLの維持・改善、個人の希望に沿った暮らしの継続など、異なる治療目標に応じた個別化の視点も求められています。
●本特集では、「高齢腎臓病患者を支えるー臨床の最新潮流を学び栄養管理に活かす」と題して、高齢腎不全患者の現状をはじめ、糖尿病性腎臓病(DKD)や併発症への対応、骨ミネラル代謝異常(MBD)の管理、保存的腎臓療法(CKM)の考え方、栄養管理で注意すべき薬剤、フレイル・サルコペニア患者の食事療法、カリウム制限の最新潮流、FROM-J研究の最新知見などを掲載。高齢腎臓病患者へ栄養指導を行う際に知っておくべき最新情報について、各領域の専門家である執筆陣が詳しく解説しています。
【目次】
【総論】高齢腎不全患者の最新動向と今後の課題
高齢糖尿病性腎臓病(DKD)の病態と管理
高齢慢性腎臓病患者の併発症の管理
高齢腎臓病患者の腎代替療法選択支援と保存的腎臓療法(CKM)のあり方
高齢CKD患者における栄養管理において注意すべき薬剤
サルコペニア・フレイルを合併した高齢CKD患者における食事療法の注意点
高齢CKD患者のCKD-MBD管理とその意義
CKD患者のカリウム管理における最近の潮流
慢性腎臓病重症化予防のための戦略研究とそのフォローアップ(FROM-J10)からみえてきたこと
●病棟で活かしたい!! フィジカルアセスメント入門(2)
食事の様子と口腔の観察
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
機能強化型認定栄養ケア・ステーション ディー・アール・ディー
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
10年後、20年後の社会を見据えて5年後、10年後の自分を創造する/公立大学法人 長野県立大学大学院 健康栄養科学研究科 健康栄養科学専攻
●スポット
新たな遺伝子組換え表示制度の概要
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.5 浮腫合併の高度肥満女性において、下腿の壊死性筋膜炎に対する広範囲切除術が行われた症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(8)
慢性腎不全を合併した延髄外側梗塞患者に対し、腎機能と嚥下機能に応じた食事指導が奏効した一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 17 くも膜下出血
●Medical Nutritionist養成講座65
静脈栄養投与経路の管理(1)-静脈栄養カテーテル
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(21)〈隔月連載〉
糖脂質の逆襲(2)-1882年、パリ発ライソゾーム病
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識(49)〈最終回〉
まとめ
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
あんず
●こんだてじまん
じまんの一品料理 武蔵野うどん風/独立行政法人 国立病院機構 東京病院
●レポート
STROKE 2023 「脳卒中の和」
●報告
大腸肛門病専門病院における低FODMAP食療法の実践
●国家試験
第37回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●心不全患者の高齢化にともない、死亡や再入院などのイベント抑制のみならず、QOLや運動耐容能の向上など、いわゆる楽に生活ができるようにすることを目標においた治療にも注目が集まっています。
●高齢心不全患者が増えている現状では、フレイルやサルコペニアの合併症例が多く、運動耐容能規定因子に心機能のみならず、骨格筋が大きく関与する症例が少なくありません。骨格筋の減少する要因は多因子の関与が知られているが、低栄養状態も重要な因子であり、栄養の評価は骨格筋評価と合わせて行う必要があります。
●本特集では、「心不全の栄養管理ー急性期から在宅までの最新情報」と題して、各領域の専門家が執筆しており、心不全患者の栄養管理について、最新のエビデンスや各病院の取り組みなどを詳しく紹介しています。
【目次】
特集にあたって
心不全患者のサルコペニアと栄養
心不全患者の栄養スクリーニングと評価─エビデンスとピットフォール
心不全患者の栄養と食事摂取量の意義
心不全の重症急性期からの栄養介入
入院期心不全患者における栄養管理─食塩制限から低栄養改善へのパラダイム・シフト
在宅高齢心不全患者における栄養摂取の問題点と介入
心不全における急性期、回復期、維持期の栄養管理と栄養補助食品の活用
●巻頭カラー
リハ飯コンテスト(後編)
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
社会医療法人 甲友会 西宮協立認定栄養ケア・ステーション
●特別レポート
第38回 日本臨床栄養代謝学会学術集会
●新連載 代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(1)
スポーツ・身体活動と水摂取ー夏場の脱水を予防するために
●スポット
朝食のたんぱく質の質と筋力の関係ー長期縦断疫学研究の結果から
特別用途食品制度の最新動向
連載
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.7 脳卒中の後遺症で片麻痺のある50代肥満男性で、生活改善に難渋している症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(10)
多職種連携により嚥下機能改善手術につながった小脳梗塞後の在宅嚥下障害患者の一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 19 熱傷
●Medical Nutritionist養成講座(67)
輸液の「輸液量」と「水分量」
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(22)〈隔月連載〉
エネルギーの逆襲(1)-2人のポンペ
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
きゅうり
●こんだてじまん
じまんの一品料理 エビと野菜の天丼/津山中央病院
●報告
侵襲期患者3名に対する低glycemic index・低glycemic load経腸栄養剤の有効性
●研究・調査
日本における診療ガイドラインの食事・栄養素等に関する記述の収集評価
差別や偏見の目で見られがちな現象が、動物行動学のアプローチでウソをつくことも、ごまかすこともなく説明できる!
出世、結婚、学歴、家族ガチャ…。経済学でわかった「幸せ」の決定要因とはー
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●日本は他の先進諸国に類を見ない速さで超高齢社会に突入し、認知症を有する高齢者の方が増加している。認知症の方にとっても食事は他者とのコミュニケーションを図るなど、おいしさや満足感を介して心の充足を感じる機会であり、栄養専門職による専門的な支援が求められています。
●また、認知機能の低下した方が食事をおいしく食べられる環境づくりや周囲のサポートは、認知症だけでなく介護予防や健康寿命延伸にも重要となるため、早期の栄養介入が認知症の進行予防にどのような効果を示すのかについてはエビデンスを構築する必要もあります。
●本特集では、認知症の方への食支援や研究を第一線で推進する専門家を執筆陣に迎え、それぞれの立場から食支援をわかりやすく解説。
●認知症高齢者における嚥下造影検査と臨床所見、4大認知症における食の特徴、看護師による食事ケア、口腔衛生、作業療法支援、精神病院や地域包括ケア病棟における栄養ケア、離島における支援、認知症基本法についてなど、「多職種アプローチで支える認知症の人の食事・栄養支援」について広く掲載しています。
【目次】
認知症高齢者の嚥下造影検査と臨床所見
4大認知症における食の特徴
認知症の人への看護師による食事ケア
認知症高齢者の口腔衛生
認知症高齢者の作業療法支援─食事場面を例に
精神科病院における認知症の栄養ケア
地域包括ケア病棟における認知症の栄養ケアとアプローチ
[Column]離島における認知症支援と課題
─認知症支援関係者の食事にまつわる語りから
[Column]共生社会の実現を推進するための認知症基本法について
●管理栄養士も知っておきたい理学療法評価・運動療法の基本3〈最終回〉
評価法3-フレイル高齢者向けの運動療法ーレジスタンストレーニング、バランス練習等
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション 食サポ
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
栄養学のエビデンスに基づいた食環境づくりをめざす実践栄養学研究/静岡県立大学大学院 食品栄養環境科学研究院(研究組織)薬食生命科学総合学府(教育プログラム)食品栄養科学専攻 フードマネジメント研究室
●スポット
Hospital Food Experience Questionnaire(HFEQ)日本語版開発と今後の展望について
インフォグラフィックの手法を用いた嚥下調整食学会分類普及の取り組み
連載
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線5
身体活動の評価法
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.11 脊椎圧迫骨折を契機に体重減少、サルコペニアを呈した症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ14
服薬に起因した食欲不振で嚥下機能低下を引き起こした症例に対する食支援
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 23 心筋梗塞
●Medical Nutritionist養成講座71
脂肪乳剤
●Dr. 雨海の男性臨床栄養学24〈隔月連載〉
エネルギーの逆襲(3)-雷鳴頭痛
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
サツマイモ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 チンゲンサイゼリーのわかめあんかけ/東京都立府中療育センター
精子学を学ぶことは、生命のスタート地点を知ることです。これだけで必要十分な「使える知識」をまとめました。精子についての正確な知識が、現場での思考力を深め、スキルアップにつながります。
人間関係の悩みが消え、業績アップ!自然体でお客様に関わり、売上2倍!新ビジネスを作り、数日で過去の月商超え!ブレないビジネス成功の羅針盤で無理なく限界突破する!
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●わが国では世界的にも突出した速度で高齢者人口が増加しており、摂食嚥下障害にフレイル、サルコペニア、低栄養などを合併していることが少なくありません。これらの病態は密接に関連しており、予防・治療を行って不良な転帰を防ぐためには、摂食嚥下障害患者の栄養状態を適切に評価して栄養管理を行う必要があります。
●本領域へ管理栄養士が高い専門性をもって参画することが期待されていますが、支援にはさまざまな職種によるチームでのアプローチが必要であり、また、急性期から回復期、在宅や施設におけるケアまで、施設間の連携を進める仕組みづくりも求められています。
●本特集では、「摂食嚥下障害のフロンティアー管理栄養士が知っておきたい最新情報」と題して、フレイル、サルコペニア、低栄養との関連や、栄養管理や評価・訓練における最新情報をはじめ、他職種や他施設との連携のあり方、嚥下機能やQOLを改善させる最新の嚥下調整食の活用など、各領域のエキスパートの執筆陣が詳しく解説しています。
【目次】
高齢者における摂食嚥下障害とフレイル・低栄養状態・サルコペニアの関連性
摂食嚥下障害患者の栄養管理─評価から介入まで
摂食嚥下障害の評価・治療に用いるテクノロジー
摂食嚥下障害の食支援における医療ー福祉連携─管理栄養士間の取り組み
摂食嚥下障害の食支援における言語聴覚士ー管理栄養士連携
摂食嚥下障害に対する歯科との協働─歯科医院における管理栄養士の役割
【嚥下調整食の最新トピック】
とろみ調整食品における粘度選択の考え方
とろみ炭酸飲料の効果
米粉を用いた嚥下調整食の活用
災害時における嚥下調整食の調理
●嚥下障害に対する外科的治療の適応と意義(1)
声門閉鎖不全に対する外科的手術ー反回(迷走)神経麻痺による嗄声と液体食物誤嚥に対して
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション 中村学園大学栄養クリニック
新連載
●病棟のプロフェッショナルたち
熊本リハビリテーション病院 回復期リハ病棟
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(1)
はじめに
食物繊維の分析法と定義ー分析法の違いにより測定される成分の違い
●対談 ICU栄養UPDATE〈前編〉
ICU栄養の最新トピックレクチャー
●スポット
「CKD診療ガイドライン2023」で起こるCKD治療の変化
間欠的投与方法による経鼻胃管栄養時の嘔吐と誤嚥対策
●書評
『これだけは知っておきたい! 「食品成分表」と「栄養計算」のきほん』
連載
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(7)
フレイルの定義とその予防法
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(16)
栄養に関連したアドバンス・ケア・プランニングの重要性を再認識した失語症を患った症例
●Medical Nutritionist養成講座(73)
脂肪乳剤の投与経路
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(25)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(1)-EDKAの昔といま
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
菜の花
●こんだてじまん
じまんの一品料理 オムライス/市立伊丹病院
「男とはどのようなものか」という理解の多様性・複数性を描き出す男性性研究の核心は、男性間の序列や「生きづらさ」に光を当てただけでなく、それらが恣意的に動員され優位な側の支配力を強化する様子を明らかにしたところにある。日本の「男性学」が世界の研究潮流にキャッチアップ・接続するにあたり必読文献を集成した本邦初の基本論文集。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●フレイルは、2014年に日本老年医学会から提唱された概念です。加齢や慢性疾患、老年症候群が積み重なることにより脆弱となり、ストレスや疾患により要介護や死亡などに陥りやすい状態である一方、適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像とされます。
●フレイルの要素は、身体的フレイル、精神・心理的フレイル、社会的フレイルが広く知られていますが、オーラルフレイル、ウロフレイル、アイフレイル、スキンフレイルといった概念も近年、提唱されています。フレイルをきたしやすい疾患や老年症候群が個人に同時に複数存在し、互いに悪影響を及ぼし、要介護や死亡のリスクの増加させていることが明らかになってきています。
●本特集では、このように近年広がりをみせているフレイルの多面性に着目し、老年期に起こりやすいさまざまな機能の低下や症状からフレイルをとらえるアプローチについて、各領域の専門家よりご解説をいただきます。
【目次】
【概論】フレイルのUPDATE─診断・評価を中心に
嗅覚・味覚低下とフレイル
食生活によるフレイル対策とオーラルフレイルの関連
アイフレイル─視機能のフレイル
聴覚のフレイル
ガットフレイル─消化管のフレイル
ウロフレイル─泌尿器のフレイル
スキンフレイル─皮膚のフレイル
●巻頭カラー
給食用食器のいろは
●病棟のプロフェッショナルたち
医療法人仁誠会 奈良セントラル病院 回復期リハ病棟
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
植物がもつさまざまな機能の有効利用をめざし、分子レベルから栽培まで/甲子園大学大学院 栄養学研究科 食品栄養学専攻 食品学領域 食資源利用学部門 松岡研究室
●スポット
日本人の就労者が摂取する昼食の栄養学的特徴
食事・栄養指導におけるDietary Variety Score(DVS)の活用方法
●ズームアップ
ヒトの水必要量に関するエビデンスの最新動向と今後の展望
連載
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(3)
食物繊維に関する疫学研究
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(9)
腹八分目の効用ーアカゲザルの30年にわたる長期エネルギー制限の結果
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(18)
食欲不振から胃瘻を造設後、1年を経過している特養の新規入居者に対し、多職種での介入が経口移行に対し奏効した一例
●Medical Nutritionist養成講座(75)
カテーテル関連血流感染予防対策ー輸液の無菌的管理について
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(26)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(2)-窒素出納と侵襲
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
フキ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 手づくり和風ハンバーグ/京都市立病院
■【特集】ジェンダー平等と多様性で男性優位の社会を変えよう
「育児休暇や時短勤務を活用して子育てをするのは『女性』の役目」「残業も厭わず働き、成果を出す『女性』は立派だ」─。働く女性が珍しい存在ではなくなった昨今でも、こうした固定観念を持つ人は多いのではないか。
今や女性の就業者数は3000万人を上回り、男性の就業者数との差は縮小傾向にある。こうした中、経済界を中心に、多くの組織が「女性活躍」や「多様性」の重視を声高に訴え始めている。これ自体は歓迎すべき動きと言えるだろう。
だが、肝心なのは、中身である。内閣府が2022年に実施した世論調査では、約79%が「男性の方が優遇されている」と回答したほか、民間企業における管理職相当の女性の割合は、課長級で約14%、部長級では8%まで下がる。また、正社員の賃金はピーク時で月額約12万円の開きがある。政界でも、国会議員に占める女性の割合は衆参両院で16%(23年秋時点)と国際的に見ても極めて低い。
女性のエンパワーメントとジェンダー平等を目的に活動するHAPPY WOMAN(東京都港区)の小川孔一代表は「『SDGs(持続可能な開発目標)』や『ジェンダー平等』などの言葉は広く浸透し、いかに実装していくかというフェーズに入っているが、“やっているフリ”は逆に世間からの評価を下げる方向に働くだろう」と語る。
女性たちの声に耳を傾けると、その多くから「日常生活や職場でアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)を感じることがある」という声があがり、男性優位な社会での生きづらさを吐露した(21頁に詳報)。
アンコンシャス・バイアスは、性差に限らずあらゆるところに存在するが、行き過ぎれば、社会発展の“障壁”になる。
3月8日は女性の生き方を考える「国際女性デー」だ。この日を前に、歴史を踏まえた上での日本の現在地を見つめるとともに、多様性・多元性のある社会の実現には何が必要なのかを考えたい。
時代は昭和でも、平成でもなく、令和である。ジェンダー平等と多様性の実現で、男性優位の社会を変えていくことが、より良い社会を築く足がかりになると信じたい。
文・佐藤千矢子、湯澤規子、高崎順子、石井妙子、得能摩利子、與那覇 潤、ブレイディみかこ、藤原章生、編集部
PART 1 納得感なきジェンダー平等 日本は「オッサンの壁」を壊せ
佐藤千矢子 毎日新聞社 論説委員
COLUMN 1 気づいていますか? 女性たちが感じるジェンダー
編集部
DATA データで見る男女平等 これが日本の“現在地”
編集部
PART 2 「わたし」としての人生を生きる 日本でも「静かな革命」を
湯澤規子 法政大学人間環境学部 教授
PART 3 女性を“忘れた”時代からフランスが転換できた理由
高崎順子 フランス在住ライター
COLUMN 2 女性参画で生まれたヒット商品 大切なのは“利用者の視点”
編集部
PART 4 拝啓 令和を生きる女性たち 今、学ぶべきは女性の歴史
石井妙子 ノンフィクション作家
INTERVIEW 1 男だから、女だからではない 価値を生む多様性の本質
得能摩利子 三菱マテリアル 社外取締役、フェラガモジャパン 元CEO
COLUMN 3 女性採用を契機に脱皮を果たしたある中小企業の挑戦
編集部
PART 5 スローガンが氾濫する日本 唱えるからには中身の吟味を
與那覇 潤 評論家
INTERVIEW 2 相互理解と共存の鍵握る能力「エンパシー」をどう育むか
ブレイディみかこ コラムニスト
PART 6 アフリカの旅で考えた差別意識の出どころ
藤原章生 毎日新聞記者、ノンフィクション作家
■WEDGE_SPECIAL_OPINION
・ウクライナ侵攻から2年 日本人に問われていること
PART 1 “20世紀型”はもはや限界 長期戦見据え抑止力の再構築を
宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所 理事
PART 2 欧米に見られる「支援疲れ」 今こそ日本流で独自の貢献を
廣瀬陽子 慶應義塾大学総合政策学部 教授
Column ウクライナでも稼働! 世界に誇る日本の「モバイル浄水器」
編集部
PART 3 本音と諦観が渦巻くロシア 大統領選でルビコンを渡るか
黒川信雄 産経新聞社 元モスクワ特派員
■WEDGE_OPINION 1
・「賃金と物価の好循環」実現で「金利のある世界」に備えよ
渡辺 努 東京大学大学院経済学研究科 教授
■WEDGE_OPINION 2
・医療費46兆円の時代 単価でなく受診回数抑制の改革を
成瀬道紀 日本総合研究所調査部 主任研究員
■WEDGE_ REPORT
・地震防災対策に長寿命化 あなたのマンションは大丈夫?
中西 享 ジャーナリスト
■連載
・商いのレッスン:事業の“あり方”と“やり方”(笹井清範)
・偉人の愛した一室:堀 辰雄 「奈良ホテル」(奈良県奈良市高畑町)(羽鳥好之)
・MANGAの道は世界に通ず:実はみんな女性になりたがっている? VRによる制約の解放(保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:ソ連への内通者「モグラ」を探せ! CIA対KGBの戦い(小谷 賢)
・誰かに話したくなる経営学:「ただの石」を「重要資源」に 半導体製造を支えているもの(岩尾俊兵)
・時代をひらく新刊ガイド:『老化は治療できるか』 河合香織(稲泉 連)
・近現代史ブックレビュー:『戦時下の演劇 国策劇・外地・収容所』(編)神山 彰(筒井清忠)
・フィクサー:第二章 箝口(真山 仁)
・モノ語り。:コーヒー豆の「エルドラド」 イフニコーヒー(水代 優)
●一冊一会
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●厚生労働省は健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の取り組みを推進するため、「健康づくりのための身体活動基準2013」を改訂して「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。このガイドは、健康づくりにかかわる専門家、政策立案者、職場管理者、健康・医療・介護分野における身体活動を支援する関係者を対象者に、健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨事項や参考情報をまとめたものです。
●栄養・食生活の分野には「日本人の食事摂取基準」があり、これには数種類の指標が存在しますが、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では定量的な推奨値と全体の方向性を示す定性的な推奨事項の2種類のみであり、食事摂取基準とは異なる特徴をもっています。
●今回の特集を通じて、健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨値や推奨事項に対する理解を深め、栄養・食生活の指導に活用するだけでなく、ご自身の健康づくりにも役立てていただきたいです。
【目次】
特集にあたって
身体活動・運動ガイドの歴史と変遷
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023の概要
【推奨事項のポイント】
「成人版」の概要とポイント
「こども版」の概要とポイント
「高齢者版」の概要とポイント
【参考情報を読み解く】
慢性疾患を有する人の身体活動のポイント
座位行動の概念と考え方
筋力トレーニングについて
身体活動による疾患等の発症予防・改善のメカニズム
●タボロミクス研究の栄養・食品分野への展開と栄養学研究の未来〈前編〉
栄養メタボロミクスと臨床栄養
●病棟のプロフェッショナルたち
市立東大阪医療センター 腎臓内科・糖尿病内科・口腔外科病棟
新連載
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(1)
はじめに
●座談会
「行動栄養学」への招待
●スポット
市民主体型フレイルチェックの実践と要支援・要介護新規認定の予測
研究者が強調したいサプリメント利用のポイントー運動現場を例にして
連載
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(5)
食物繊維と肥満
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(11)
全身持久力の新たな基準値ー「身体活動・運動ガイド2023」の活用のために
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(20)
前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血後、経鼻胃管栄養法での栄養支援から完全経口摂取へ移行できた症例ー在宅・住宅型有料老人施設での支援
●Medical Nutritionist養成講座77〈最終回〉
カテーテル関連血流感染症:CRBSIへの対応
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(27)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(3)-RFS今昔物語
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
メロン
●こんだてじまん
じまんの一品料理 麻婆茄子
和泉市立総合医療センター
●国家試験
第38回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)