アルゲリッチ、フレイレ、クレーメルらが集った、楽しくも興味深いアルバム。サン=サーンスのユーモアと諧謔が、これほど見事に表現された例はあまりない。リドとメシュヴィッツの音楽物語も面白い。
日本近代文学の祖にして非モテ文学の金字塔、二葉亭四迷『浮雲』の現代語訳版、ここに誕生。
ギリシアの島ケファリニアの燦々たる太陽のもとに送られてきた、フランソワ・ラブレーの相棒マンジュクルー。ユダヤ人瘋癲五人男が繰り広げる一大滑稽譚。
隣国から守護龍への生贄として送られてきた少女ルディ。しきたりに従い、彼女を迎えた貴族の少年ジュジュは、皆が恐れる龍に会って研究するため自ら生贄に志願したという、風変わりだが純粋なルディに惹かれていく。そんな時、守護龍ベスティアが謎のメッセージを残し、突然姿を消してしまう。ベスティアを探すため、二人は共に旅に出るのだが…?ときめきのファンタジー・ロマンス。
平安時代、江戸時代、そして、今。女性が発言権を持つ時代になると「顔がいい男」が台頭してくる。それは単純な顔立ちの美しさよりも、本人の意思によってつくられる身だしなみや振る舞いによって左右される。実際の「顔がいい男」の演出力・コミュニケーション力の例をもとに、社会で求められ、支持される「イケメン」力を探る。
“愛され美人”にしてくれる“いい男”とは
いまいい男は、天才である。いまいい男は、美しい。いまいい男は、性格がいい。瀬戸内寂聴が自ら選んだ十七人のいい男との対談集。
大きな文字、塗りやすい絵ではじめての人にも最適。すぐ塗れる、美しいオリジナル原画付き。
“私が私ではなくなってゆく日々”を生きる老人。そして“老い”がもたらす圧倒的現実に翻弄される介護者。互いに相手を思いやりながら、なぜケアの場は歪み、両者の関係は抜き差しならぬものになってしまうのか。複雑な感情に彩られた高齢者ケアの“親密な空間”を、老い衰えゆくことに固有の社会性として発見。柔らかく老いを支える社会制度を、介護の現場から展望する。
上司にご馳走になるとき、レジでうしろに立ってはいけない。歩きながらのお辞儀はご法度。「さすがですね」とホメてはだめ…“常識なしの使えないヤツ”というレッテルを貼られる前に。
本書では、福島、宮城、岩手を中心に東北6県の四季折々の美しい風景を11点収録。あらゆる年代の方やはじめての人にも塗りやすい絵を、彩色してオリジナルの1枚に仕上げてください。
日本橋の瀬戸物問屋の隠居が拐かされ、身代金が要求された。定廻り同心の野火陣内は、指定された場所に向かうも、取引に現れたお絹と名乗る女は、芝居巧みに陣内から金子を奪い、姿を晦ませてしまう。さらに、人質の隠居は既に殺されていたのだ。三百両を奪われ、人質を殺された責から、陣内に失職の危機がー。忽然と姿を消した女を追う陣内に、さらなる奸計が待ち受ける。かつてない危機に、最強最悪の同心はどう立ち向かうのか?大好評書き下ろし時代長篇。