肉体は成熟しても心が成熟しないと、そこに不健康な依存が生まれる。複雑化する社会のなかで、ストレス源も多様化し、依存の対象もアルコールやドラッグだけではなくなってきた。人が「依存」する心理をさぐり、健康に生きるための方法を考える。
…父と肩をならべ、谷間に咲き誇る山百合の花を見やりながら歩いていると、突然ドスンという音がして父が倒れた。「タロー、トラックがぶつかった」僕は夢中であたりを見まわした。人っ子一人いやしない。ただときおり山側の沢からバラバラと石が落ちて来る。「チチー。チチー」僕は夢中で叫んだ。父はヨロヨロと起き上がった。足元にレンガ大の石がころがっている。僕はその石が父を襲ったに相違ないと判断した。僕は石を手にして、「チチー、この石が、この石が」父は黙って、「ウン、ウン」と、うなずいている。…父・檀一雄との食にまつわる思い出、日本から南米にいたる食紀行など、ダン流食談義の数々。
1998年暮れに他界した巨匠・木下恵介の多面的世界に肉迫する気鋭の書き下し!木下作品49本のうち、いままで語られることの少なかった『わが恋せし乙女』『少年期』『惜春鳥』など12本を詳細に見直し、まったく新しい木下像を構築する。
戦国動乱は、多くの人間ドラマを生んだ。その中で、徳川家康に与えられた「時の利」とは何だったのか、三河という「地の利」をどう生かしたのか、なぜ家康が天下取りの「人」に選ばれたのか。“すぐれた凡人”が戦国時代のCEO(最高経営責任者)になれたのは理由がある。難敵・武田信玄からもっとも多くを学んだ家康の実像。
本書は恋愛に関連した男性の心理についての女性からの具体的な疑問に対して、心理学の知識を応用して答えた本です。といっても、単に純粋に学問的な答えというよりも、著者も一男性心理学者として、ざっくばらんに答えています。
子どものことで悩んだ分だけ家族はもっと、幸せになれる。児童相談所のカウンセラーが贈る知恵の言葉。
「超身勝手な男に、それを許すバカ女。自分でも本当に自分のバカさ加減に嫌気がさすほどです」大好きな人から「おまえとは寝たいだけ」といわれた著者が、その彼との奇妙な関係を大胆に告白!こんなことをいわれても別れられないのはなぜ?これって究極の恋愛関係!?笑って、怒って、ちょっと切なくなる、セキララ恋愛(?)エッセイ。
英語はダメと「唇を噛んで」=「bite your lip」いた方にも、「ワラをもつかむ」=「grasp at straws」思いでいる方にも、また、英語をもっと「掘り下げ」=「dig into」たい方にも。きっといつか「実を結ぶ」=「bear fruit」和TO英表現集。
TBSテレビ『ワンダフル』の人気コーナー「恋愛科学研究所」にレギュラー出演中の著者が、人間に仕組まれた遺伝子の性的策略を解き明かした最新話題作。
近未来。人類とその文明はG・O(ジャイアントオーガニック)とよばれる未知の巨大生物の襲来により、大打撃を受けていた。国連軍は事態を打開すべく、対G・O殱滅兵器“ヴァルキュリア”を開発する。だが、ヒト型万能戦車の異名をとる“ヴァルキュリア”の実体とは、可憐で清楚且つ、とてつもなく巨大な美少女だった…。身長・体重・バスト、すべてが10倍のヒロイン真珠が“ヴァルキュリア”となって世界を守る!人気作家ゆうきりん待望の電撃文庫デビュー作。
多くの陸軍の俊才を育み、戦争推進の主動力となり、強固な団結力で政財界に無言の威圧を与えた陸軍省軍務局の全貌を、重大事件と指導的役割を果たした人々の足跡で浮き彫りにする。
多くの陸軍の俊才を育み、戦争推進の主動力となり、強固な団結力で政財界に無言の威圧を与えた陸軍省軍務局の全貌を、重大事件と指導的役割を果たした人々の足跡で浮き彫りにする。
「ゼロサンの法則」で見る厄のつき方・本命星別厄落とし法など。
本書は、まず音、熱、空気、光、という各環境要因ごとに心理生理研究との関係について紹介するが、それだけにとどまらず、総合的なアプローチとして、景観評価に関する異文化間比較研究、複合環境評価研究、統計手法についてトピックス的に取り上げており、さまざまな切り口から環境心理生理学研究についての情報を提供している。