本書は「離婚のススメ」や「離婚マニュアル」ではない。実際に別れるかどうかはともかく、ふと「別れたい」「ひとりになりたい」と思ってしまう男の心象にフォーカスした社会分析である。ベースとなるのは、首都圏一都三県在住の四〇〜六四歳の男性二〇〇〇人以上へのモニター調査。今まさに価値観の変化に直面しつつある男たちの、赤裸々な心の風景が浮かび上がる。ベストセラー『下流社会』で若い世代の現実を浮き彫りにした著者が、中高年男性のリアルに迫る。
言葉を魔法の呪文のように使えたら、あなたは誰に、どう使いますか?その魔法とは、他でもないあなたが発する言葉の「音韻」に隠されているのです。どんなときにどういう音の言葉を選ぶべきか?を脳科学の見地から徹底的に解剖します。告白は「好き」と言うより「惚れている」と言ってみる、キスを誘う呪文の言葉、なぜ「し」はブランド名に多用されるのか、「おれ」か「ぼく」かの言葉の選択…など、相手の脳と心に作用する様々な語感の秘密を紹介します。また、これらの言葉をモチーフにした、書き下ろしの恋愛エッセイも収録。
「増員!?『特能』にですか!?」瞬と上司の徳永の二人きりだった特殊能力係にやってきたのは、驚異的な映像記憶能力を持つ関西弁男・大原海。パリピなムードメーカーの大原をチームに迎え、新たな絆を深める『特能』だったが、活躍する彼に対し瞬は焦りを感じる。そんな時、見当たり捜査中の大原が不穏な動きを見せ始めたのに気づいてしまった瞬は…?
英国黄金時代を担ったミステリの女王セイヤーズ。本書は、特異な動機の究明が深い余韻を残す表題作、不思議な遺言の謎を解くウイット満点の「因業じじいの遺言」、幻想味豊かな「歩く塔」等、貴族探偵ピーター卿の魅力溢れる七編に、セイヤーズが実在の犯罪事件を推理する「ジュリア・ウォレス殺し」と必読の歴史的名評論「探偵小説論」を併載した、待望のオリジナル短編集第二弾。
ヤマハおんがく教室の人気キャラクター「ぷっぷる」が送る、幼児のための音楽エデュテイメントDVDシリーズ。ヤマハが音楽教室で培ってきたノウハウが、この作品に凝縮されている。
ケータイから脳-脳コミュニケーションへ!技術の融合から、超人類が生まれつつある。脳から脳へテレパシーのように思いを伝える(米国防総省が実験を推進)など、驚異の生体情報社会の到来を、世界中で活用されているウェブソフトInternet Explorerの開発者が告げる。
お金持ちになりたいのなら、お金持ちのスキルを学び、それをあなたの習慣にすることだけです。
平成男子の恋愛から結婚、非モテまで、知られざる包茎手術の真実から、風俗店利用の是非まで。オジサン的「男らしさ」とは違う、新しい視点から提案する、平成男子の「生き方」本。
財前宣之、石川直宏、小澤英明、阿部祐大朗、廣山望、佐藤由紀彦、金古聖司、藤田俊哉、茂庭照幸、李忠成。いずれもかつて日の丸を背負い、将来を嘱望されたJリーガーたち。ある者は馴れ親しんだチームをリストラされて下部リーグに新天地を求め、ある者は踏みとどまって再起を期した。サッカー選手にとって「成功」とは何か。明日の保証もないサッカー人生だが、彼らはけっしてあきらめず、燃え尽きず、現役を続行する。
女子校軽音楽部のゆるい日常を綴った4コマ漫画をもとにした人気TVアニメの第2期。楽器初心者ながら軽音部に入部した平沢唯は、仲間とともにバンドマンとして成長していく。学園祭での演奏も成功させ、いよいよ高校3年の春を迎えるが……。
わたしたち人類は約1万年も前から、建物をつくり続けてきました。その大昔から続く“人”と“建築”の歴史がこの本に詰まっています。ピラミッドやギリシャ神殿などの古代建築から、フランク・ロイド・ライトやル・コルビュジエ、サグラダ・ファミリアなどの近・現代建築など、時代を彩った画期的な建築を年代順に紹介します。
算数ならだれにもまけないと思っているマックス。ところが、トペル先生が計算問題をやるときに時間をきそわせるようになってから、算数ができなくなってしまいます。「どうして、ちゃんと家で勉強しているのに、テスト本番では頭も心もフリーズしてしまうんだ」とあせるマックス。ある日、マックスの両親は「算数のことで…」と学校からよびだされるのですが…。著名な数学者の多くが、じつは計算が苦手だったことをごぞんじですか?つまり、マックス同様、数の概念を理解する力と、九九を機械的に覚える力は必ずしもイコールではありません。目の前の計算問題でつまずいている多くの子どもたちにぴったりの一冊。本書はこのことを、ウィットに富んだ文と絵で、子どもや保護者に伝えてくれる作品です。
僕は機械しか愛せない。人間は非論理的だ。恋人も友人もいないけれど、でも人間と関係を結ぶなんて非効率で面倒くさいじゃないか。そんなある日、僕は職場の事故で片脚を失う。そのときひらめいたのだーエンジニアとしての才能を注ぎ込んで、生身より断然高性能の脚を開発しようと。名づけて「美脚」。その出来は素晴らしく、僕は残る片脚も機械化した。これが僕の未来を開いてくれたー僕に共感を抱いてくれた初めての女の子、ローラとの出会い。恋の成就。会社が与えてくれた大規模な開発チーム。思いのままに研究を進められる自由。だが僕は知らなかった、すべての背後に社の軍需部門の思惑があったことを。やがて暴走をはじめる開発チーム。姿をあらわす「機械化兵士」開発計画。それは僕の彼女、ローラまでも巻き込んでゆく。大地を揺るがして疾走し、轟音とともに跳躍する機械の脚。それを武器に、理系オタクは恋人のために死地に赴く。ダーレン・アロノフスキー監督で映画化決定、ガジェットとイノヴェーションの世紀を切り裂くギーク・サスペンス。
むかし、山の上のおしろに大おとこがすんでいて、ふもとの村の人たちと友だちになりたいとおもっていました。でも、わるいまほう使いのせいで、村人たちは大おとこをこわがって、家にかくれてしまうのでした。ところがある日、小さな女の子グエンドリンが、ぐうぜん、大おとこがこわくないことを知り…?世代を越えて愛されつづけている、アメリカのコールデコット賞受賞画家が贈る、心あたたまる幼年童話。小学校低・中学年〜。
男性の生涯未婚率は近年増え続け、いつの間にか、独身男性はもはや少数派では片づけられないボリュームにまで成長した。人数ボリュームが拡大するということは、そこに消費のポテンシャルも生まれてくる。にもかかわらず、「消費は女性が動かす」と言われて相手にされなかった彼ら独身男性。今までベールに包まれていた、そんな「結婚しない」独身一人暮らし男性(「ソロ活動系男子」、略して「ソロ男」)に着目した。本書は、彼らの生活意識や価値観・性格・消費行動などの定量・定性調査をふまえ、新たなマーケティング活動のヒントが得られないか、をまとめたものである。