逆境にあってこそ、男は強くなれる。企業倒産、リストラ…。厳しい時代に生きるサラリーマンたちに「喝」を入れて、元気にしてくれる本。
「アダルト・チルドレン」と「イノセンス」という二つの概念が融合することで「幸せに見える家族」の底に横たわる息苦しさの源が、はっきりと見えてくる。どうして少年たちはキレるのか?なぜ人を殺すのか?辣腕ジャーナリストの眼が光る。-「イノセンス」論の芹沢俊介氏との対談50頁分。
「どうして、電話してくれないの?」「私の誕生日を忘れたのは、なぜ?」-本当に、彼は私を愛しているのだろうか…本当に、彼を信じていいのだろうか…理解できない彼の態度や行動から男ごころの本音を見抜く方法。
ニーチェの不朽の名著『ツァラトゥストラ』を老若男女すべてに読みやすく翻案。
…父と肩をならべ、谷間に咲き誇る山百合の花を見やりながら歩いていると、突然ドスンという音がして父が倒れた。「タロー、トラックがぶつかった」僕は夢中であたりを見まわした。人っ子一人いやしない。ただときおり山側の沢からバラバラと石が落ちて来る。「チチー。チチー」僕は夢中で叫んだ。父はヨロヨロと起き上がった。足元にレンガ大の石がころがっている。僕はその石が父を襲ったに相違ないと判断した。僕は石を手にして、「チチー、この石が、この石が」父は黙って、「ウン、ウン」と、うなずいている。…父・檀一雄との食にまつわる思い出、日本から南米にいたる食紀行など、ダン流食談義の数々。
オーディオ世界は再び新時代を迎える!“音の匠”が奏でるオーディオ進化論。
黒のファッションに似合うのは「白い肌」。白のファッションに似合うのも「白い肌」。やっぱり、白い肌はおトクよ-。“美白の女王”鈴木その子が自ら証明した「白い肌こそ美しい」宣言から「白肌生活」の極意まで。20年後の未来も「きれいな肌」でいたいのなら必読。
本書は、漢字表記語を利用して、漢字の機能、特に漢字連結(熟字)として語を表示するにあたって、どのような機能を有しているのかを明らかにするものである。訳語や漢語の流行・氾濫によって表記の揺れていた明治時代に焦点をおき、漢字表記の多様性並びに漢字表記の交替を眺め、それらの実態から、ことばの動態(意味の変化や音の変化)に対して、漢字連結としてどのような機能が発揮されており、またそれを人々がいかに運用してきたのかについて考察してゆく。
「ねこのつめとぎってなんのため?」「ねこの好きな食べものはなに?」ねこを家で飼っている人、飼ってみたい人、そして飼えないけれど大好きな人。みんなの疑問はこの本でバッチリ解決。ねこの飼い方、ねことの遊び方をわかりやすく紹介します。
前著『ひ弱な男とフワフワした女の国日本』が上梓されてから一年半が過ぎた。その間に日本の状況は一段と悪化した。経済がではない。人の生き方といったものがである。とくにお受験ママの狂乱ぶりは目に余るものがあり、その一方でしつけのまったくできていない子どもたちがぞくぞくと登場し、ついには学級崩壊にまで立ち至っている。なぜこんなことになったのか。日本はどうなるのか。英日での教授体験をふまえながら、日本の危機の根にあるものを明らかにする。
バブル熱沸き立つ第二帝政下。「貧乏芸術家」を指す「ボエーム」があらゆる「ろくでなし」を意味するとき、これこそ時代の寓意(アレゴリー)となる。山師実業家、御用ジャーナリスト、職業陰謀家、そしてその頭領、ナポレオン三世。怪しげな群像から浮かび上がる、無節操時代の精神。