「男って、哀しいもんだなぁ…」鍛えぬかれたスポーツ選手をインタビューしながら、弱くて淋しいルポライターは呟いた。哀しくて、やがておかしき私小説的ルポ。
この本は「自分史」の形をとった日本近代史であり、十五年戦争史であり、戦中から戦後への劇的転換の貴重な現場証言である。ことに八路軍体験の部分は、著者の自己形成史の重要なターニング・ポイントであるばかりでなく、中国共産党史の重要な一環をも表現している。
もう男らしさにこだわるのはやめなさい!女に捨てられる男になるか、よきパートナーになるか。「きみは大丈夫?」「あなたの恋人は、夫は?」。
この国の「貧魂」と「麻痺(ボケ)」は、どこからくるのか?戦後日本の堕落の責任を「昭和ヒトケタ」に問い、自戒をこめて日本再生への道を探る、憂国、愛国の書。
1998年暮れに他界した巨匠・木下恵介の多面的世界に肉迫する気鋭の書き下し!木下作品49本のうち、いままで語られることの少なかった『わが恋せし乙女』『少年期』『惜春鳥』など12本を詳細に見直し、まったく新しい木下像を構築する。
ブリリアントな論証力で、捏造された「歴史」と対峙する。二千年を遡行し、「日本=母系的社会」の祖型を明視する書き下ろし大作。
恋愛のプロ・ジゴロが手の内をあかす。ズバリ、「恋愛は自信だ!」。
キャバクラ通いでスッカラカンの人、女といえばヘルス/ソープ嬢という人、テレクラで「ガン!」と切られた人、もちろんフツーのコは相手にしてくれない人、もう、キミにはナンパしかない!ナンパは元手はいらない。たとえフラれても、チャージ料金は¥0。ただ、勇気とロマンがありさえすればいい。さあ街に出よう。女のコがキミのひと声を待っている…。
ターゲットとする短大(医療技術系)を明らかにした。本文を「出題傾向と対策」と「問題編」に分けた。最新の典型的な問題を収録し、出題形式別に配列した。解答には詳細な解説を付した。2000年度版。
親離れでつまづく子供が増えている。子どもを自立させるのが、どうしてこんな難しいのだろう。私は、どんな子育てをしてきたんだろう。現代の家族の問題を、精神科医とノンフィクション作家が徹底討論。
戦国動乱は、多くの人間ドラマを生んだ。その中で、徳川家康に与えられた「時の利」とは何だったのか、三河という「地の利」をどう生かしたのか、なぜ家康が天下取りの「人」に選ばれたのか。“すぐれた凡人”が戦国時代のCEO(最高経営責任者)になれたのは理由がある。難敵・武田信玄からもっとも多くを学んだ家康の実像。
殺された京都西陣の織元・花よしのオーナー浅井万三は、死の直前、自身の赤裸々な性体験を綴った自伝を残していた。新京都日報の記者・江頭は、この自伝に隠された意味を探り当て、浅井と関係を持った女たちを追い、熱海から京都へ。しかし、追い詰めた女たちは次々と何者かの魔手にかかる。奇怪な連続殺人の謎を追う記者の執念を描いた快作!長編推理小説。
各技ごとに登場人物を体型別で編纂、自分の体型に合わせた技とその勘所を観察できる柔道の投げ技の本。
本書は恋愛に関連した男性の心理についての女性からの具体的な疑問に対して、心理学の知識を応用して答えた本です。といっても、単に純粋に学問的な答えというよりも、著者も一男性心理学者として、ざっくばらんに答えています。