この本は、読んでいくうちに作文の楽しさがわかってくる本です。そして、自分の書きたいことが、だんだんとうかんでくる本です。作文の書き方はこうです、こんなときには組みたてをしっかりとたてて書きましょうとやさしく書いてあります。読んでいくうちに作文の書き方もわかってくるようにつくられたほんです。
陸軍武官としてまずラトビヤへ、後に第二次大戦下のスウェーデンに赴任した小野寺信は、戦争終結への悲願を胸に真剣な情報活動を展開した。夫とともにバルト海のほとりに七年、日本に残した子供たちを気づかいながらも暗号電報作業を担った著者が、和平工作や欧州引き揚げの真相を語る。
森の緑を守る、宇宙人と百合子の大冒険-。小学3年生の百合子は元気ハツラツ、正義の味方の女の子。でも、夜になると、古いぼうしをかぶらなきゃねられない、ちょっぴりあまえんぼさん。ある夜、そのぼうしが、なんと、一千年もまえに宇宙の星から届けられた『きき耳ずきん』ということがわかり、百合子の冒険の旅が始まるのです。小学中級から。
始末とは「ゼイ肉落とし」算用とは「入るをはかって出ずるを制する」才覚とは「不足資金の調達、知恵と工夫」信用とは「企業の好イメージ・アップ」低成長時代の生き残る知恵満載。
白くない百合を、なぜ漱石は「白い」と書いたのか?三島由紀夫は本当に松の木も知らなかったのか?泉鏡花、志賀直哉から安部公房まで、小説を植物学的に解剖すると…。
敗戦後の虚無感や不安に苛まれ、反戦学生同盟に参加。レッドパージ、血のメーデー事件などの時代の勢いの中、高史明に出会う。反対を押しきった国際結婚、日本と朝鮮の大きな溝、共産党活動での行き詰まり、一人息子の突然の死…。苦難の中で仏のまなざしに気づくまでの波瀾に満ちた半生を書き綴る。
北新地のこぢんまりしたバーにアルバイトで働く奈奈子。広島の短大を出て、大阪の商社で働いたが、幼馴じみとの恋に破れてから、この店に来た。店の常連客の建築事務所の経営者に求愛され、陰の身ながら熱い日々が続く。やがて妊娠するが、出産を拒否され、悲しい破局を迎える。それから奈奈子は変身した。一流クラブに移り、自分に磨きをかけ、華やかな異性経験も経て、一流ホステスとして成長を遂げて行く。その奈奈子の前途に…。現役マダムが書いた長編小説。
あたりまえのことなのに、なぜかためらう女たち。さあ、そろそろ男社会の枠から解放されて自分らしい生と性を選びとりたい。