人がうれしそうなとき、いっしょに喜んであげるあなたが好き。人が哀しそうなとき、そっとしあわせを祈るあなたはもっと好き。あなたが、いてくれてよかったー。どんなときでも、あなたをやさしく励ます「ともだち」の言葉。
ミニモイの国を救うため、アーサーは、セレニア王女とその弟ベタメッシュと共に、打倒マルタザールの旅に出た。数々の困難を克服し、ついに一行は闇の王国の宮殿に迫る。だがマルタザールは、恐るべき計画を実行しようとしていたー!ミニモイの国の運命は!?宝物は見つかるのか!?行方不明の祖父はどこに!?アーサーの初恋は叶うのか!?愛と友情と真実の物語、ここに完結。
終戦の翌年、石垣島の小さな村の若者たちが集まって、楽団「白百合クラブ」を結成した。手には、ひょうたんをふたつ割りして作ったマンドリンに、桑の木をくりぬいたバイオリン。歌うはハイカラ・モダンな昭和歌謡だ。電気もラジオもない時代、手作り楽器が奏でる音楽と、可憐な舞踊に、島の人々は熱狂した。それからときは巡って57年、彼らはいまも活動を続けている…。
もしも、自分がわからなくなったら、もしも、人生がいやになったら、この本を開いてみてください。心がスーッと軽くなって、きっと、自分を好きになれるから。愛のメッセージブック。
子どもがガッコウへ行かない。その時、親はどうするのか。
ロンドンの自治地区レーンは“歓楽の都”。そこの住人ショウは、美しくも誇り高い、トップクラスの『宝石』の少年だ。ある日、レーンに新しい医師レイがやってくる。「あんた、優しいねえ」貴族出身らしい隠やかなその青年と、ショウは徐々に親しくなっていくが、そんな中、レーンにあやしい薬が持ち込まれる事件が相次ぐ。ついには住人のあいだに死者もでて、ショウはレイと共に、危険な薬物密売のルートを暴こうとするが。
遅刻魔の高見沢由宇は、風紀委員長の堅物な兵藤大介が大嫌いで、いつも反抗的な態度をとっていた。そんなとき、幼なじみで新聞部の遠山一志が、色仕掛けでも使って兵藤の弱味を握ってこいと由宇をたきつけた。はりきって兵藤を尾行しはじめた由宇だったが、あっさり兵藤にバレて、ついうっかり「好きなんです」と言ってしまった。ダッシュで逃げようとしたのに、なぜかつきあうことになってしまい。
自らの複製を願いながら女は失踪した。愛別離苦の嵐の中で、百瀬毅彦は双子の弟、イサオと共に女の体細胞クローン「美麗」をこの世に生み出した。だがその美麗を待ち受けていたものは孤独と苛酷な運命だった。やがて毅彦自身が堕ちた悍しい輪廻の罠に気付いた時はすでに…。複製されたものは魂の叫びだったのか。
やっと見つけた。大切なものーがんばってるあなたへ“ぷよよん”からの贈りもの。心がホッとする言葉。
1933年〜1951年を収録。
「春の小川」「たきび」「からすの赤ちゃん」「花」など、だれもが知っている童謡の魅力とその歌が誕生した背景、正しい歌い方を紹介する、親子で味わう必読書。
第2作目の写真集。木の芽や木の花、そして実といった、樹木の子供たちを撮っている。アマチュア写真家として、草の芽のみを撮ったというユニークな仕事である。
ともに明治生まれ、大正昭和の激動を生き、「その並び立つ姿は文壇空前の壮観」(広津和郎)と言われた三女流。平林たい子が著した本書は、同時代を生きた好敵手二人の「文学」と「人生」を遠慮会釈なく、だが底に熱い人間的共感をこめて描き、評伝文学として無類の面白さをもつ。情熱の人・芙美子、知性の人・百合子、評するは稀代のリアリストたい子ー三者三様の強烈な個性が躍如とする一冊。