芹沢〓(けい)介、小島悳次郎、柚木沙弥郎、平良敏子、柳悦孝、伊兵衛織、品川恭子、龍村平藏…「きもの」で触れる工藝の世界。月刊誌「ミセス」の好評連載、「清野恵里子のきもの随想/きもの歳時記」をまとめた一冊。
何気ないものが変わる感動。むきものの価値はそこにあります。芋や大根をただむくのではなく、六方や限りなく正円に近い丸にむくと、家庭の料理から、お客様にお出しするプロの料理に変わります。四季を感じ、素材を大切に使うむきものの心がここにあります。
笑えて泣けて絶句する。生きるのに必死すぎて、こんなにも変てこになった生き物たちの、おかしくも切ない113の物語。
次世代を担う子ども達や若者にハンセン病を語り継ぐ。差別や偏見を生む病いに苦しむ人々を、社会はどのようにケアするのか。医療倫理はどうあるべきか。瀬戸内の孤島(大島)で、極限を生きてきた17名のハンセン病回復者の人生の語りを聴き、過酷な人生を賭して得た「英知」と「負の歴史」を学ぶ教訓の書。
ワンダーガーデンの旅は、熱帯雨林、サンゴ礁、砂漠、森林、山脈の5つ。アカコンゴウインコ、オウギワシ、ジャガー、ジュゴン、ミンククジラ、カッショクタランチュラ、アメリカドクトカゲ、メキシコオオカミ、ヤク、ユキヒョウ…。世にも美しい姿のもの、絶滅寸前のもの、巧みに狩りをするもの、毒を持つもの、めったに姿を見せないものー。日本語版では、動物学者の今泉忠明先生の監修により、その生きものたちの生態、特徴を学ぶことができます。
夜明けになると鳴き出すニワトリ。夜になると光りはじめるホタル。まるで生き物は“時間”がわかるかのようです。長い“時間”をかけて進化してきた生き物の体の中には、時計がそなわっているのでしょうか。3巻では、生き物と“時間”の関係のふしぎにせまります。
自然の中には、人間にはない、おどろくべき能力をもった生き物がたくさんいます。しかも生き物たちは、太陽エネルギーをもとに、ごみを出すことなく生きています。生き物たちに学ぶことで私たちは、人と地球を考えた、新しいくらし方のヒントを見つけることができるかもしれません。
「対岸」同人第一句集。