江戸時代中期に登場した怪異小説の傑作『雨月物語』。作者上田秋成は万葉集や国語学の研究で知られ、あの本居宣長と激しい論争をおこなったことでも有名。本書には、「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の婬」「青頭巾」など『雨月物語』全編と、『春雨物語』から2編が収録されており、作家後藤明生の香気あふれる現代語訳で楽しむことができる。
江戸期の俳人小林一茶は、終生家族運に恵まれなかった。その欠落を埋めるかのように小動物を愛した。蛙、雀、猫、犬はいうにおよばず、蚤、虱に至るまで、詠んだ句は厖大な数に上る。その中から四八〇句を厳選。やんちゃで繊細、そして深い業を道づれとした不遇の俳人の心象を、美しい中国地方の山里風景とともにたどる。
格好いい、難しくない、いやされる、魅力あふれる「男の着物」入門。
野鳥、チョウ、トンボ、カブトムシ、ハチ、バッタ、カエル、メダカなど、野生の生きものが集まり、すみついてくれるビオトープをわが家の庭に手作りしよう。タフブネやヒョウタン池利用のトンボ池、遮水シート利用のビオトープ池、野鳥やチョウを呼び込むミニ林、カブトムシやクワガタの育つ堆肥場や廃ほだ木置き場、チョウを呼ぶ食草・食樹を植えた花壇や菜園、バッタやコオロギがすみつく「土手マット移植法」でつくる野草草地、「植生土のう法」でつくる低木林、草屋根ビオトープや屋上ビオトープガーデンなどなど。わが家の庭やベランダ・屋上をビオトープ化する技と生きものとのつきあい術を写真・イラストで実践的に紹介。
この奇妙な生き物は、記憶をなくしています。言葉は英語しか理解できません。マーシュの記憶を取り戻す手伝いをしながら英語にはまっていく本。
「春はあけぼの」に始まるけれど「春はあけぼの」に終わらない。ページをめくるたびに、清少納言の見た情景がつぎつぎ広がる。作家清川妙と画家おのでらえいこによる、楽しくて美しい、枕草子。むかし教科書で習った名文19章段を、読み仮名付きで掲載。簡略なあらすじと部分訳で、原文のまま、すらすら読める。清川妙の紙上授業で、作者の心や背景が、深くじっくり味わえる。おのでらえいこの絵で、雅やかな宮廷生活がよみがえる。
イラスト&写真が400点!この一冊で、超初心者もソク“きもの美人”になれる。
着物にも「自分流」があっていい。そう思えば、着物への入り口が、自然に、すっと広がります。料理家・飛田和緒的楽しい着物生活。
罫線について考えてみた。?!相場がどんどん見えてきた。相場に不可欠な“ひらめき”を罫線は教えてくれる。
「人と違うものを作れ」なんて誰でも言える!富を生んだ30の技術。