本書は、伝統セラミックス、先進セラミックス、そして天然セラミックスについて総合的に解説した最初の成書。そしてハイテクからローテクまでセラミックスの全般について新しい概念を提示している。
デリバティブ(金融派生商品)の基本要素である、先物、先渡、オプション、スワップなどについて解説した教科書で、米国のみならず世界中で高い評価を得ている。この原書第3版では、リスク管理手法である「バリュー・アット・リスク分析」の章を追加。金融工学(フィナンシャル・エンジニアリング)の分野で理論的にも実務的にも重要な知識を余すところなくカバーしているため、学生だけでなく実務家にも役に立つ1冊である。
私たちの知らない密室で、残虐で非科学的な実験が、日々繰り返されている。欧米の厖大な医学雑誌・新聞記事から資料を収集し、動物実験がいかに無意味で医療と薬品開発の方向を誤らせているかを明らかにした名著。
江戸時代中期に登場した怪異小説の傑作『雨月物語』。作者上田秋成は万葉集や国語学の研究で知られ、あの本居宣長と激しい論争をおこなったことでも有名。本書には、「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の婬」「青頭巾」など『雨月物語』全編と、『春雨物語』から2編が収録されており、作家後藤明生の香気あふれる現代語訳で楽しむことができる。
仁淀川と、そこにすむ生き物にとてもくわしい宮崎さんは、まわりから「弥太さん」としたわれ尊敬されている。大学の研究者から、魚を観察するのに最適な時期や場所を教えてほしいとたのまれることがあるし、最近は川の勉強会や、周辺にある学校の授業にも呼ばれるようになった。弥太さんは、今やだれもが認める仁淀川の校長先生である。本書では、川漁師という仕事、仁淀川の環境、魚たちの習性と川遊びに役立ちそうなコツを弥太さんに語ってもらった。
ガーデニングにジャムづくり、フィッシングに骨董探し、そして「世界一美しい」田園風景といわれる湖水地方への旅ー。スコッチ・ウイスキーの伝道師として知られる著者が、カントリーサイドの街・ペッツウッドで暮らした五年間の四季折々の楽しみを、美しい写真と文でつづったイギリス田舎暮らし日記。
「博物誌」はフランスの作家ルナールによって書かれ、百年以上たった今もたくさんの人に親しまれています。身近な自然や生き物たちの姿をいきいきと描いた文章は、息づかいさえきこえるようで、ルナールの自然にたいする深い愛情をつたえています。この本では、ルナールの「博物誌」から二十編をえらんで、小学生にも理解できるようわかりやすく翻訳し、作品の世界をさらに楽しめるよう一編ごとに銅版画をそえました。
名品75点をじっくりと鑑賞。有田・伊万里焼の特色が理解できる。華麗な磁器の染付と色絵の誕生を歴史と技法解説の中で解明。器を楽しく使い、見て、買って、作ることにも挑戦。
胡麻・桟切・緋・緋襷・牡丹餅・伏せ焼・青備前…名品の数々で鑑賞出来る。釉薬を使わず高温で焼いた焼き締め陶器・備前焼はどのような歴史と技法で今日まで育ってきたのかを理解したら、備前焼を見る・買う・作るで楽しんでみよう。備前焼のテキスト。
東京・渋谷のクラブで、凄惨な殺戮事件が起こった。若い男女が狂ったように殺し合い、十五人の無惨な惨殺死体が次々と発見されたというのだ。やがて、同じような殺人事件が続発するが、その現場には必ず不気味な六芒星のマークが残されていた。事件を追う富野刑事は、鬼道衆の使い手・鬼龍光一と共に、再び猟奇事件の謎に迫る。未曾有の殺人事件の裏に潜んでいたのは、「蠱術」を操る恐るべき鬼人の正体だった。
ザリガニやカエル、ヤゴ、カメ、カニ、メダカ…水べにすむ生きものの写真がいっぱい。生きものの体のしくみやつかまえかた、かいかたをくわしくせつめい。
生きものを愛する人へ。ときには、ホロリ、きのうは、ニヤリ。思わぬところでたまらなく可愛い動物たち。そんなあなたが見つけるように、日本列島のあちこちで出会った生きものと人との物語。
海の生きものたちの「産卵」や「食べもの」や「交尾」や「一生」や「けんか」や「擬装」や「子そだて」や「結婚」や「共生」や「威嚇」を写真と動く映像でみてみよう!本と付属CD-ROMでみるまったく新しいタイプの生きもの図鑑、新登場。