本書は、臨床医が不眠をはじめとする睡眠障害を正しく診断治療するために必要な知識をまとめることをめざして各章を立案したものである。
「記録された情報」「文献となった情報」の生産・流通・利用について、英米の代表的な論文を集め、情報学研究の理論的基礎を明示する。
私たちは一日24時間の生活を送っているが、それは至る所にある時計が時刻をきちっと教えてくれるからである。それでは、いったん時計のない真っ暗な世界に入り込むとどうなるか…?実は一日およそ25時間のリズムに落ち着くという。ヒトだけでなく、ハエやマウスなどのあらゆる動物、さらにはバクテリアや植物でさえも持っている「体内時計」。体内リズムが狂うと、日々の体調やバイオリズムに影響を及ぼし、はては疾患まで引き起こしてしまう。だからこそ巧妙なしかけで制御されなければならない。時計遺伝子の存在や種を超えた共通のメカニズムが明らかになったいま、生物時計のしくみは分子の言葉で語られようとしている。リズム研究の魅力あふれる世界に迫る一冊。
『コンパクト・リビング』は、住まいをかまえるすべての人に向けた実用的なガイドブックである。スペースが貴重になった現在、予算内でまかなえるサイズでは窮屈に感じることが多いはず。本書が提案する独創的なアイディアを取り入れてスモールスペースを十分に活用すれば、リビングスペースが広がり、快適な生活を送ることができる。
うつ病、PTSD、ナルコレプシー、トゥレット障害…。精神疾患の不思議な症状が、脳のはたらきと精神の深層を照らし出す。脳が織りなす精神の不思議。
DSM-5に定義された診断基準は臨床において非常に役立つものであるが、バイブルのように使うのではなく、患者の役に立つように柔軟に活用していくことが必要になる。本書は、各精神疾患のスクリーニングのための質問例と診断典型例の簡潔な記述から始まる。筆者が長年にわたり行ってきた診療、若手医師への指導内容、そしてDSM-3、DSM-3-R、DSM-4の作成にかかわってきた経験を踏まえ、包括的な鑑別診断を示し、除外すべき状態や「各診断のコツ」も明示している。また各精神疾患に対応するISD-9-CM分類コードも示している。過剰診断を減らすための注意と、流行の診断による影響・その対策、DSM-5を読み解く上での注意点も書かれている。
認知症患者への接し方、眼からうろこの「てんかん学」、PDにおけるドパミンの使い方、難病ALSの治療、そして睡眠医学…神経内科回診での“ツッコミどころ”が満載。日本と米国で指導医として活躍する河合真先生が、海外の最新トレンドも踏まえて教える、神経内科の『極意』。
「動作介助」から「モーションエイド」へー豊かな生活を保障するための動き(姿勢・動作)のサポート。“動きを出し”“動ける体”にする技術!“動きを引き出す”「ポジショニング」「シーティング」