本書は、臨床医が不眠をはじめとする睡眠障害を正しく診断治療するために必要な知識をまとめることをめざして各章を立案したものである。
本書は、著者の経験と豊富な文献をもとに、幻覚のすべてを論じ尽くした内容となっている。そして訳者もまた、長く幻覚に深い関心と興味を抱きつづけ、その成果がここに簡潔精緻な訳文となって結実した。盛られた内容は、幻覚の成因論はいうに及ばず、薬物因の幻覚から器質因の幻覚まで精神病理から治療にわたって臨床家が必要とする知識を網羅しており、また、豊富な文献も添えられているので、より深い理解のための手掛かりともなろう。臨床家にとっては、常に傍らにあって簡便に利用できる、この上ないガイドブックとなっている。
本書はこの表裏の関係にある「活動・休息」のニードを1つの視野においている。詳細な基礎看護技術をのべることは他書にゆずり、本書ではむしろ、ナースの視点から活動と休息に焦点をあて、活動・休息パターンに変調をきたした人が、より豊かに生きられるように援助するための看護過程をくわしくのべ、事例を展開している。特に、看護実践に必要な基礎知識をわかりやすく、視覚にもうったえる形で示した。
古今東西、快眠のための知恵がギッシリ。理屈抜きでグッスリ眠れる薬箱。
袖振れ合うも通勤電車。愛が花咲くこともある。『マンスリーとーぶ』(東武鉄道広報センター)大好評連載のショートショート。ひと駅で読めるショートストーリー一挙45連発。
日常の耳鼻咽喉科診療において加齢ということをどのように理解して対応したらよいか。本書には臨床面において大切なことが書かれている。
本書で紹介する「メラトニン」は、最近、アメリカで大変な話題となっている「新薬」です。そもそも、メラトニンとは、どういう物質なのか。また、本当に“不老長寿の妙薬”といわれるのに値するものなのか。その真相を探究していきます。あわせて、メラトニンと深いかかわりを持つとされる睡眠のメカニズムを解説し、さらに、昨今、老化原因悪玉説などで何かと話題の活性酸素(フリーラジカル)との関連性についても触れました。
昼間から極楽気分。気持ちいい“ひと眠り”が活力源になる。睡眠研究の第一人者が語る昼寝の大効用。
動物から人間にいたる睡眠の進化のあとをたどり、睡眠物質、異常睡眠、夢、睡眠周期、人間は睡眠をコントロールできるかなど、「眠り」の謎を解き明かす。「眠りとストレス」をめぐる考察を加え、睡眠科学の最新の成果を提示。
本書では、抗不安薬と睡眠薬について、基礎から臨床にかかわる問題をとりあげ、できるだけ平易に臨床家の立場からまとめた。