本書では、総論をしっかり組み立てること、できる限り多くの疾患を含むよう、そしてなるべく分かりやすく解説するように心がけた。
本書では、精神神経科領域の代表的な症候群を、脳関連精神症候群、睡眠・覚醒関連症候群、精神病理症候群、うつ病・心身症関連症候群、医原性症候群に分けてそれぞれ代表的な症例が述べられている。また、症例をあげなかった症候群は、巻末にAppendixとして簡単な解説を付けた。したがって本巻は単なる症例集としてだけではなく、精神科領域の症候群辞典としても利用できる。
看護診断の世界的なリーダー、ゴードン博士の書き下ろし単行本。世界中で使われているゴードンの「機能的健康パターン」。「機能的健康パターン」は、個人を、家族を、そして地域社会をアセスメントし、診断するホリスティックな枠組みを提供します。NANDAの1998年採用新看護診断収載。
睡眠、それは高度化した脳がみずからを休息・活性化させるために開発した驚くべき生存戦略である。現代人の睡眠のメカニズムを脳内物質などから解明し、快眠への道を探る。
本書は、前半の睡眠障害では、ともすれば軽視されがちな睡眠医学の重要性にスポットを当て、臨床上とくに多い不眠症の治療のあり方と、睡眠薬の副作用およびその対策について、具体的な提示をした。後半の感情障害では、PETを用いた薬理・生化学的研究の現状という行動遺伝学からみた生物学的構想から始まり、難治性うつ病や高齢者のうつ病への治療戦略が豊富な経験に基づいて提示した。
ICD-10、DSM-4に準拠 臨床・研究での実用性を極めた必携の基準書。
実際の一般臨床のなかでは、精神科的な知識や技術が要求される場面が多い。本書は、一般科臨床のなかで看過されがちだった患者の精神症状を浮かび上がらせ、一般科の医師の適切な対応による、患者のQOLの向上を目指したものである。
本書は、米国の新聞The New York Timesの科学コラムで連載された、脳科学に関する最新情報を集めたものです。The New York Timesお墨付きの科学ジャーナリストが、豊富な事例とわかりやすい表現で、脳の不思議を解説しています。1000憶個もの脳細胞の研究から見えてくる人間の実態とはどのようなものなのか、また心や意識をどこまで解明することができるのか。日進月歩の研究から人間の真実が見えてきます。
スイミングクラブのインストラクターたちによる育児論。生理学的運動能力的側面にのみ視点が当てられているマタニティースイミングもベビースイミングも、もっとお母さんの心の側面に焦点を当てた指導を考えるべきではないか、という疑問から生まれた指導プログラム。
あなたは今夜からぐっすり眠れる!身体にやさしい安心システム。「光フィードバック」が「よいアルファ波」を呼び、「よいアルファ波」が「心身のリラックス」を誘い、「心身のリラックス」が「深い眠り」へと導く。
最近の医学の進歩は著しいものがあるが、脳に関する病理学、生理学、生化学、臨床などの進展は目をみはるものがある。本書は、その研究の基礎をつくった著者によるもので、1830年代後半以後からの基礎的ならびに根本的研究が明らかにされている。英訳版にもとづく個人全訳。