睡眠は人間のみならず、生物にとっての基本的な営みである。心身の健康のためにも、良質な睡眠が欠かせない。しかし、私たちは便利な生活を手に入れる代わりに、快適な睡眠を失いつつある。不眠症に代表される睡眠障害を訴える人が年々増加しているのも、その証拠と言える。近年では脳や神経に関する研究が進み、生物時計の存在や睡眠物質の働きなど、睡眠に関する様々なしくみが判明した。そこで本書では、睡眠に関する諸説のウソ・ホントから、睡眠の原理、さまざまな睡眠障害、快眠のコツまでをわかりやすく解説した。
「夜泣きする子供をどう寝かしつけたらいいのか?」「脳とカラダの発達に欠かせない睡眠を子供に効果的にとらせるには?」「寝起きの悪い子供をスッキリ目覚めさせる方法は?」といったテーマに、専門医の立場から正しくアドバイス。日本ゴールドディスク大賞受賞シリーズ、流すだけで子供がグッスリ眠る魔法のCD付き。Dreams for Babiesより3曲収録。
うるさい鼾と片づけられていた睡眠時無呼吸症候群(SAS)の存在と重要性について、臨床の場において、ようやく正しい認識が定着してきた。SAS研究のエキスパート達が、過去20年にわたる研究業績の蓄積をコンパクトに解説。現在におけるSASの全貌を把握し、臨床の場での診断・治療ならびに今後の研究のためにも大いに役立つ書。呼吸器科のみならず、循環器科、小児科、耳鼻咽喉科、口腔外科まで。
本書は、前半の睡眠障害では、ともすれば軽視されがちな睡眠医学の重要性にスポットを当て、臨床上とくに多い不眠症の治療のあり方と、睡眠薬の副作用およびその対策について、具体的な提示をした。後半の感情障害では、PETを用いた薬理・生化学的研究の現状という行動遺伝学からみた生物学的構想から始まり、難治性うつ病や高齢者のうつ病への治療戦略が豊富な経験に基づいて提示した。
快い睡眠がこんなにも体を元気にする!あらためて睡眠の大切さを認識する。バイオと遠赤外線とが体の自然治癒力を驚くほど活性化する。
睡眠障害とは何か、最新の治療法や睡眠薬とのつきあい方などを医療スタッフに向けて第一人者が概説するガイドブック。若い世代や高齢者の睡眠障害に関する情報は教育・福祉の場での問題解決や対応にも役立つ。