本書は、著者の経験と豊富な文献をもとに、幻覚のすべてを論じ尽くした内容となっている。そして訳者もまた、長く幻覚に深い関心と興味を抱きつづけ、その成果がここに簡潔精緻な訳文となって結実した。盛られた内容は、幻覚の成因論はいうに及ばず、薬物因の幻覚から器質因の幻覚まで精神病理から治療にわたって臨床家が必要とする知識を網羅しており、また、豊富な文献も添えられているので、より深い理解のための手掛かりともなろう。臨床家にとっては、常に傍らにあって簡便に利用できる、この上ないガイドブックとなっている。
本書はこの表裏の関係にある「活動・休息」のニードを1つの視野においている。詳細な基礎看護技術をのべることは他書にゆずり、本書ではむしろ、ナースの視点から活動と休息に焦点をあて、活動・休息パターンに変調をきたした人が、より豊かに生きられるように援助するための看護過程をくわしくのべ、事例を展開している。特に、看護実践に必要な基礎知識をわかりやすく、視覚にもうったえる形で示した。
眠りのメカニズムはどうなっているのか。そして夢の正体は何か。睡眠研究の第一人者が解き明かすサイエンス・エッセイ。
日常の耳鼻咽喉科診療において加齢ということをどのように理解して対応したらよいか。本書には臨床面において大切なことが書かれている。
本書で紹介する「メラトニン」は、最近、アメリカで大変な話題となっている「新薬」です。そもそも、メラトニンとは、どういう物質なのか。また、本当に“不老長寿の妙薬”といわれるのに値するものなのか。その真相を探究していきます。あわせて、メラトニンと深いかかわりを持つとされる睡眠のメカニズムを解説し、さらに、昨今、老化原因悪玉説などで何かと話題の活性酸素(フリーラジカル)との関連性についても触れました。
“ニューズ・ウィーク誌”をはじめとして全米のマスコミでセンセーショナルに取り上げられた『脳内ミラクル物質』を徹底解説。メラトニン研究の第一人者が初めて証す真実。
本書では、抗不安薬と睡眠薬について、基礎から臨床にかかわる問題をとりあげ、できるだけ平易に臨床家の立場からまとめた。
本書では、複雑多岐に分かれた脳研究を一カ所に集めて脳の実像に迫り、脳科学(ニューロサイエンス)のダイナミズムや、人間の可能性について洞察する楽しさを味わう。
自然の事物・現象に関する豊かな体験やその仕組みを科学的に調べる方法を身に付けることは、「発見する喜び」、「探究する喜び」を呼び起こし、そのことが新たな疑問とより深い探究の活動を引き出すものと思われる。本書は、そのような自然探しの旅、新たな発見への旅に、動物の行動を学ぶことを通して導いてくれるものである。
水あそびからオリンピツクまで。たのしく泳いで、はやくなる子ども水泳マニュアル。
本書は、老年者に多い重要な疾患について、比較的特異的な事柄を中心に簡潔にまとめたものである。
子供たちの健やかな成長に、ママの育児疲れ解消にパパのストレス発散に、水中リラックスが効きます!育児の楽しさを教えてくれる親子のためのスイミングの本。
本書は、アメリカの著名な鳥類学者である著者が、鳥類の夜の過ごし方についてまとめたものです。