本書は日本人を対象として行われた向精神薬に関する二重盲検比較試験を網羅して、わが国における向精神薬のエビデンスの全貌を視覚的に捉えられるようすべてグラフ表示にしたものである。
ここまで分かったパワー&メカニズム。
臨床心理士のローレルは泳げない。恋人に海辺の旅に誘われ、やっとスイミング・レッスンを受ける決心をする。水泳のコーチのマーナは父を知らない。未婚の母と二人だけの生活。恋人にプロポーズされ、オリンピック出場の夢をあきらめて結婚した。マーナの指導で、ローレルは少しずつ水に慣れていったが、その時、驚くべき真実が…。女性作家二人による感動の物語。
本書は、2001年9月1日〜2日に開催された第4回パニック障害セミナーの講演録、および講演の内容に即した論文と、講演に引き続く質疑応答における討論を収録した「ディスカッション」との組み合わせより構成されている。
パソコンは鄙びた場所に住む人と熟年にこそ必要だ!データが消えた、プリンタが動かない、ウイルスに感染…悪戦苦闘しながらも、これまでの生活を劇的に変えたパソコン。
本書は米国のプライマリケア医向けに書かれたものであるが、「心の問題」へのケアがますます緊急の課題となりつつある本邦の医療現場においても、縦横に活用しうる優れた臨床マニュアルである。
野生動物(哺乳類・両生類・は虫類)の暮らしぶり、生態系を乱す外来種の問題など、森の動物たちの世界に注目。
本書では、実際に服薬している方だけでなく、これから不眠を解消しようと考えている方にも、具体的に役立つ知識・情報をコンパクトにまとめてある。
向精神病薬の代謝酵素の一つであるCYP2D6の酵素活性欠損者の頻度は日本人では1%にも満たないのに欧米人には約7%にみられます。また、3級アミン3環系抗うつ薬やジアゼパムの代謝に関与するCYP2C19の酵素活性欠損者の頻度は欧米人が約3%であるのに対し、日本人には約20%にみられます。代謝酵素活性にもこのような違いがみられるように、海外文献で示されている向精神薬の有効性のデータが必ずしも日本人の精神疾患患者に同じようにあてはまるとは限りません。日本人の治療には日本人のエビデンスに目を向けて治療に取り組むべきです。2003年版は、わが国における向精神薬のエビデンスの全貌をランダム効果モデル・相対リスクでグラフ表示したものです。
本書は、医療看護系と臨床心理関係やソーシャルワーカー、学校保健などのメンタルヘルス諸教育のために、心理学と臨床精神医学の入門書として編纂されています。拙書『よくわかる医療系の心理学1』の続編となっています。本書では、脳の構造、知覚、情動と欲動、記憶、睡眠、ニューロサイエンス、認知の発達、ライフサイクルからみた精神社会的発達、ストレスと防衛とコーピング、心身症、ニューロサイエンス時代における心理療法、精神疾患の神経生物学を説明しています。
本書の目的は、神経内科や内科のレジデントのみならず、学生、内科以外の医師および研修医を対象にし、よくみられる症状、徴候から、治療可能な神経疾患および神経救急疾患の診断と治療についての流れを解説することにある。本書は、神経内科的主訴および症候を解釈し、診断と鑑別診断のプロセスを理解し、適切な治療方針への一連の流れが理解できるよう構成されている。