保守的なスタイルを貫きながら、音楽を雄々しく響かせてゆくレーグナー。今回のリマスタリングによって、その旧東独的な質実剛健さが一段と明確となった印象だ。特に「アテネの廃墟」などのマイナーな作品において、彼の手腕がひときわ冴えている。
モーツァルトに続く“ベスト100”シリーズの第2弾は、バロックの巨星バッハ。誰もが知っている名曲から、ちょっと通向きな宗教曲までを収録。演奏家も文句のない人選で、バッハを心ゆくまで味わえる。
交響曲全部と主要な序曲が、CD6枚に収録されて3,000円! それはともかく、これは70年代初頭の最大公約数的なベートーヴェンの演奏。超老舗オケを相手に若き日のマズアは、過度に機能的でも古臭くもなく、適度な清新さと伝統を共存させることに成功。
「クラプトン・イズ・ゴッド」の呪縛から逃れて、辿り着いた米ディープ・サウス。そこで開花させたギタリストとしての新境地、そしてミュージシャンとしての才能…。エリック・クラプトンがデレク&ザ・ドミノス時代に残した作品“伝説の名盤”-、ロック史に燦然と輝く『いとしのレイラ』誕生の背景を暴く。
「送り仮名をどうつけるか?」「どちらの漢字を使うのが正しいか?」読みやすく、わかりやすく、正確に書くために記者執筆マニュアルに充実の付録をつけた決定版。
シャルル・ド・ゴール空港に降り立った瞬間に、パリの匂いと乾いた空気に包まれる。空を飛ぶこと12時間。そのせいで随分ぼーっとしているが、空港の通路を1歩ずつ進めながら、またここに降り立つことが出来た喜びを誰にも気づかれないようにかみしめていた。パリの旅はこうしていつも始まっていくー歩いた足どりをそのままに、感じたコトをそのままに綴ったパリ雑貨買い付け日記。新たな書き下ろしページを加えた新装版。
カラヤン生誕100年を記念して発表されたBOX。1938年録音の「魔笛」序曲から最後となった89年のブルックナー:交響曲第7番まで、ドイツ・グラモフォンに録音されたすべてを収録した画期的な大全集だ。
この法令集は、国土交通省の所管法令のうち、地方運輸局運航部所掌の各種事業(海上運送事業、港湾運送事業及び倉庫業)に関するものを中心に集録したものですが、編纂にあたって、法令内容の正確さには十分配慮するとともに、利用の便を考慮して主要法令には条文毎に改正経過及び参照事項を附すこととしました。
小澤にとっては34年ぶりの録音となる「幻想交響曲」はサイトウ・キネン・オケとのライヴ録音。まさに十八番というべき、隅々まで目配りのされた説得力のある指揮。オケがよく応える。堂々たる演奏だが、昔のままの若々しい情熱や運動性が小澤らしい。