ある日、アイシテルハウスの庭に、伝説の白馬“つかの馬”があらわれた。つかの馬を時の谷間へつれもどさないと、オサナアソビゴコロ星にたいへんなことがおきてしまう。アイシテルたちは、つかの馬をつれて、子どもにしか入れないふしぎな世界へと旅立つ…。楽しい冒険がいっぱいの、書き下ろしファンタジーシリーズ第5弾。
鮮やかな人生を何度も創る“呼吸”のスーパーパワー。
嵐で無人島に漂着した15人の少年たちが人種的偏見や対立をのりこえてあらゆる知恵と勇気をふりしぼりさまざまな困難と戦いながら生きぬいていく。時代を超えて読みつがれてきた冒険物語の傑作を新訳で贈る完訳決定版。小学上級以上向。
危篤状態のレオンハルトに不眠不休の治療を施したのは、シャルル自身だった。グノームの聖剣をめぐる二人の対決。シャルルの献身的な看護もまた彼自身プライドをかけた闘いに他ならなかった。シャルルの叔父、そしてレオンの弟にあたるアンドリューの見守る中、シャルルの執念が、レオンを回復へと導く。だが、今度は、シャルルの頭部に数発の弾丸が命中した。シャルルの呼吸が停止した。
箱根の山深く、木にしばられ捨てられた、一匹のシェパード。死を目前にした、そのとき…。感動の実話・迫力の油彩画。ペット・ブームの陰で動物が虐待される今こそ、「いのち」を真剣に考えたい。
国士無双と称された軍事天才「股潜り」の韓信の劇的生涯。宿敵項羽を撃滅、漢の太祖となった劉邦麾下の大将軍として、天下征覇の大功業に尽くした韓信が悲劇生涯を終えるまでを描く力作。
オイル・ロード防衛の任を帯びペルシャ湾に派遣された日本艦隊。そこに、暴発した一部イラン軍がシルクワーム・ミサイル多数を撃ち込んだ。突然の飽和攻撃で、旗艦「しらね」を失い、空母「信濃」も深手を負ってしまう。あまりの犠牲に、艦隊の帰投を命ずる日本政府。しかしこの間、東アジア情勢に深刻な緊張が生じていた。南沙諸島の権益をめぐり米中が衡突、米機動部隊艦載機が中国空軍機を撃墜してしまったのだ。母国をめざす「信濃」の行く手には、続々集結を開始する米中空母の艦影が。
中国から復員してきた“タイちゃん”、その日暮らしのカツギ屋から再びカツドウ屋に。吉村公三郎、新藤兼人の独立プロ作品で人気者になり、敬愛するイキな東京無宿者、川島雄三監督の淫らな遊びの会に出かけ、今村昌平監督の土性骨にふれる。「オンナを縛って攻めるのは好きやけど、自分の精神や肉体を縛られるのは、まるっきりキライヤ」。国やら家族やら、どうでもえがなあ、という天性のあなあきい役者は文章も天衣無縫だ。
いざというときのために。乳幼児は中耳炎になるとミルクを欲しがらない。難聴の発見は早ければ早いほどよい。耳鳴りってなに、鼻がつまるのはなぜ。鼻血は飲んじゃだめ。鼻づまりが10日以上続けば急性鼻炎。濃いはなが出たらかぜが治るはウソ。いびきが大きいのは、扁桃腺がはれている…etc症状からわかる耳鼻咽喉科の病気と治療。
「国際先住民年」に続き「先住民族の国際10年」が始まりアイヌ民族自らの行動も多彩に繰り広げられている。共生時代への胎動のとき、26人の方々が自分の生い立ち・生活体験、さらに民族の課題と展望、個別に抱えたテーマなどを語る。
NY検事局を飛び出して、私立探偵事務所をオープンさせたカイルと幸也。最初の客の目の前で痴話喧嘩をして逃げられたりと、前途は多難。しかしそこに人骨を持った初老の男性が現われて…。死んでしまった女を調査すればするほど、幸也は彼女に自分をオーバーラップさせていってしまう。NYを舞台に、真実の愛の姿を追求するミステリーが、ここに堂々と開幕。
南沙諸島をめぐり交戦状態に入った中国と米国。空母海南龍のスホーイ33とインデペンデンスのF-14トムキャットが激しい空戦を展開する戦場に、米国政府はさらに空母カール・ビンソンとユナイテッド・ステーツの投入を決断。日本政府は、中国国家主席との密約に従い、深手を負った空母信濃にカール・ビンソン阻止の命令を下す。ベンガル湾で対峙する日米原子力空母。米軍側は四十二時間後の総攻撃を通告するが…。新時代の世界構想をかけ、アジアと米国の空母機動部隊が激突する。
かつて大陸からブリテン島に渡ったサクソン人はそこに新たな伝統を築いた。彼らは太古の神々を崇拝し、転生を信じ、独自の文字を編み出した。著者はそのサクソン人の宗教を現代ペイガニズム運動の中に甦らせ、自然宗教の再興を試みた。さらに永らく秘儀とされていた魔女儀式を惜しげもなく公開し、神々との調和を図る素朴な魔女たちの姿を明らかにする。図版等の資料の多数収録。ウイッチクラフトに興味を寄せる人々に必読の書。