猛毒を持つ動物を紹介し、毒性、分布、対処法などを解説するもの。1994年刊の改訂版。
ヒトラー救出作戦失敗!富嶽隊、壊滅!戦局はついに最終局面に達しようとしていた。米軍は原子爆弾の開発に成功し、テニアン島に実戦配備した。原爆投下阻止のため、日本軍は試作機として残存するたった一機の富嶽で、テニアン島空爆をはかる。護衛機もない富嶽に乗った近藤正己隊長は、はたして日本の“運命の日”を阻止できるのか!シリーズ堂々の完結編。
語末の一部を切り取り、その語末を共有する単語をアルファベット順に収録した辞典。総見出し語140000語を8000の末尾要素に分類して掲載。見返しの表裏に、早引き分類目次を付す。
ホンマグロの水揚げ日本一を誇る宮城県塩釜は、寿司屋密度も全国一。その中でも人気抜群の「すし哲」。-「まっとうな値段で、ホンモノの味を知ってほしい」という、主人・白幡恭三さんの握る寿司と人柄、真摯な生き方に魅かれた著者が、思いの丈をこめて綴る味わい深い一冊。
文学者であり民族学者でもあったレリス晩年の代表作。特異な言語感覚を駆使する自伝作家として活躍したレリスだが、主著『ゲームの規則』全四巻を書き上げたあとは断章形式を創作スタイルとして好んだ。本書はその極北であり、マネの『オランピア』に描かれた裸婦の頸のリボンがかもすエロティシズムを綴じ糸に、さまざまな断章が並べられている。色とりどりの模様が浮かび上がるさまは、まるで万華鏡のようでもある。
バロック、古典派ってどんな音楽?ジャズの名曲・名盤は?など、音楽の教養が身につく事典。
火山国日本初、本格的な火山ガイド。日本を代表する火山の成り立ちを歩いて知るコース設定と解説。ハイカー・温泉マニアから防災関係者まで、幅広く使えるフィールドガイド。本書では、十和田、岩手、秋田駒、鳥海、蔵王、安達太良、吾妻、磐梯、那須の東北地方の各火山を取り上げた。
終生の盟友を論じ豪華キャストと語りあかす!映画の語り部最初で最後の黒沢愛の書。
1917年4月、レーニンはペトログラードのフィンランド駅に立った。ミシュレのヴィーコ発見から百年、この瞬間に向かって構築された「社会変革の思想」とは。第一次世界大戦中の1917年4月、レーニンは亡命先のスイスで「ロシア革命、勃発」の報を受け、「封印列車」に乗って、ペトログラードの「フィンランド駅」まで戻ってきた。そして駅前を埋めた数万の労働者を前に最初の演説をする。それに続く一連のできごとは、20世紀の運命を決した、しかし「フィンランド駅」を一つの頂点とする“革命の伝統”は、いつ、どこで、誰によって、用意されたのか、これが本書のテーマである。
ヴィーコのナポリから始まった物語は、上巻で、パブーフのパリへ、ボストン郊外の理想農場ブルック・フォームへ、そしてマルクスとエンゲルスが『新ライン新聞』を発行したケルンへと至った。下巻では、ロンドンで「商品の詩人、そしてプロレタリアートの独裁者」となるマルクスとペテルブルグの「若き鷲」トロツキーが登場、さらにレーニンはペトログラードのフィンランド駅で「人類史上はじめて、歴史哲学の鍵が、現実の歴史の錠にぴったり合う瞬間を目前にする」。ヴァレリー、ベンヤミンと並ぶ20世紀アメリカの批評家が、豊かな歴史的想像力と筆力を駆使した、驚異の歴史文学=大河ドラマ。待望の邦訳、ついに刊行。
近代経済学や数学、論理学、ゲーム理論などの最新の成果を導入してマルクス主義の再構築を図り、新しい時代の社会理論を見通す。