“本を読む仕事”という天職に出会って10年と少し。無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も校正ゲラをくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは?知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はどう違う!難民キャンプとはなに、戦争と貧困の原因は!?-民族の愛憎の歴史、コーランの教え、社会の約束事などがわかる。
昭和20年9月21日、神戸・三宮駅構内で浮浪児の清太が死んだ。虱だらけの腹巻きの中にあったドロップの缶。その缶を駅員が暗がりに投げると、栄養失調で死んだ四歳の妹、節子の白い骨がころげ、蛍があわただしくとびかったー浮浪児兄妹の餓死までを独自の文体で印象深く描いた『火垂るの墓』、そして『アメリカひじき』の直木賞受賞の二作をはじめ、著者の作家的原点を示す6編。
「これから」をより正確に見通すためには、情報を集めるだけではダメ。ジャーナリストとしての経験をもとに、新聞、雑誌、テレビ、書籍、インターネットなどのメディアから価値ある情報をつかみ、今後を予測していく手法を初公開する。不安に満ちた時代でも、「これから」を読むことができれば仕事や人生もよい方向に変えられる。
生き残りのカギは「教養」です!「日経新聞」人気連載ビジネスパーソン、学生から大反響。
母親のダイナマイト心中から約60年ー伝説の編集者が、ひょうひょうと丸裸でつづる。大人気連載、ついに書籍化。笑って、脱力して、きっと死ぬのがバカらしくなります。
「水曜日郵便局」とは…水曜日の出来事を記した手紙を送ると、かわりに見知らぬ誰かの日常が綴られた手紙が届くという、一週間に一度・水曜日だけ開くちょっと不思議なプロジェクト。家族が寝静まった夜更け、日課として心の毒をこっそり手帳に吐き出していた井村直美は、そんな自分を変えたいと、夢を叶えた理想の自分になりきって空想の水曜日をしたため、「水曜日郵便局」に手紙を出す。一方、絵本作家になる夢を諦めた今井洋輝も婚約者のすすめで水曜日の手紙を書いていた。会うことのない二人の手紙は、やがてそれぞれの運命を変えていきー。
最果ての地北海道根室で、“多難の道”を歩き続けた女。最注目作家、入魂の大河巨編!
なぜ人生には本が必要なのか。人生の岐路にちょうど、ぴったりの本と出会えるのは、本当に偶然なのか。千年前から、人が本を読む喜びは変わらない。本に人生を何度も助けられてきた書店員が綴る読書エッセイ。