江戸に戻った寒九郎を待っていたのは、叔父・武田作之助と若党頭・吉住敬之助の死。老中田沼意次失脚を目論む影の者共の次の標的は、御上の子を身籠った、お幸の方。かつて想いを寄せたお幸を寒九郎は闇の追手から守り抜くことが出来るのかー。一方、北の地でのアラハバキ皇国創設をめぐり、安日皇子とレラ姫にも迫り来る凶刃!はたして安日皇子、レラ姫の運命は…。
ハンガリーの病院で左手の移植手術を受けたアサト。だが麻酔から覚めると、見知らぬ他人の手が移植されていた。
江戸時代が始まる前の京都には、日本一強い姫君がいた。「あやかし姫」こと幸徳井桜子は、陰陽師家として高名な安倍家と加茂家の流れを汲む名門・幸徳井家の跡継ぎ娘だ。「自分より強い男」を条件にしたせいで婿取りに難航していたが、このたび柳生一族の青年剣士・友景を夫に迎えることに。ただしこの男、超がつくほど地味でぐうたら。真顔で「お前が好きだよ」と言ってはくれるものの、それは「桜子が妖怪だから好き」という意味らしい。変わり者なりにそこに愛はあるのだが、年頃の桜子にしてみれば内心複雑だ。そうこうするうちに二人の祝言の日が近づいて!?
季語の紹介だけでなく、より実践的な歳時記。今までなかった、作句に即役に立つ必携書。
明治二十一年九月、鴎外を追いかけて、単身横浜港に降り立った舞姫エリスー家と個人、国家と愛、日本と西欧のはざまで、鴎外の苦悩は遥か歴史を貫き、現代を照射する。関川夏央・谷口ジローの黄金コンビが放つ歴史的傑作。
犬をめぐる刺激的な思考実験の旅!人は最も身近なパートナーである犬と、どのようにして関係を築いてきたのか?進化生物学から、文化人類学、民俗学、考古学、実際の狩猟現場…、過去から未来まで、様々な角度からとらえた犬の目線から語られる、「犬好きの、犬好きのための、犬好きの執筆陣による」全く新しい人類史!!
介護レクリエーション情報誌『レクリエ』の人気連載から、大好評の季節の制作を一冊にまとめた保存版です。秋〜冬の季節を感じる制作を31点掲載。季節や行事のレクリエーションにも活用できます。手指を動かすトレーニングになり、集中力もアップ、機能向上に役立ちます。声かけの仕方や、高齢者が作りやすい工夫を「配慮のポイント」として掲載しています。画用紙や折り紙、毛糸など身近な材料で作れるものばかりです。写真でわかりやすい作り方を解説、型紙つきですぐに作れます。
のんびりやでなまけもののあまたろう。はたらかないでまいにちぶらぶらしていたら、とうとうおとっつぁんにしかられて…。はたらくっておもしろい。よくしられたことわざからうまれたゆかいなおはなし絵本。
うんちが好きなお子様に。4〜5歳から。
二十世紀を代表とする歴史家ホイジンガが、フランスとネーデルラントにおける十四、五世紀の人々の実証的調査から、中世から近代にかけての思考と感受性の構造を、絶望と歓喜、残虐と敬虔の対極的な激情としてとらえ、歴史の感動に身をおく楽しみを教える。中世人の意識と中世文化の全像を精細に描きあげた不朽の名著。