忽然と姿を消した杏奈。どうやら秋月のエージェントと思しき男に連れ去られたらしい。彼女の隠された素性を知ってもなお、どうしようもなく杏奈に惹かれる龍は、彼女の行方を辿り始める。もう二度と戻るまいと決めた危険な世界に、再び足を踏み出すことを覚悟しながら…。復讐でも正義でもない。ただ女への激しい追走劇が、いま、始まったー。
とぶ、くっつく、はじけね、水や動物にはこばれる…、さまざまな方法で種を遠くへはこぶ、植物と種のおもしろずかん。
ペレス警部は婚約者のフランを両親に紹介するべく、ふたりで故郷のフェア島を訪れていた。だが、島のフィールドセンターでひらかれた婚約祝いパーティの直後、センターの職員アンジェラが殺される。折からり嵐でシェトランド本島との交通が途絶したため、単身捜査を開始した警部だが、奮闘むなしくついには第二の殺人がー現代英国ミステリの至宝「シェトランド四重奏」最終章。
招き、招かれ、食卓を共にするパリのプチブル三家族、ブリュン家、ジャックラン家、ウンベール家。二十五年を隔てて出征した二度の世界大戦はベルナール・ジャックランを煉獄に突き落とす。大戦間を通して一途に愛しぬくテレーズ・ブリュン。錯綜する人々の思惑と苛酷な運命。秋の野焼きのように焼き尽くされてゆくフランスー。
「天狗岳に登ってくれんか」死期の迫る伝説的経営者上尾の依頼で登山動画を撮る便利屋の倉持を、なぜか不審な影が待ち受けていた。一方、元自衛隊特殊部隊員の深江は、未解決殺人の対処に動く警視庁の儀藤から、神出鬼没の殺し屋「霧」の追跡を強要された直後、何者かに襲撃される…。紅く燃える八ヶ岳に、三つ巴の火線が激しく交錯する、傑作バディ・サスペンス!
異邦人の孤独な魂が彷徨する崩壊の序曲。
1980年代初頭の単身渡米で『パターンフィッシング』を学び帰国後、その概念を広めた、日本のバスフィッシングの父、田辺哲男。極めて高いビッグバス捕獲率を誇り、アングラーとしてなおも進化を続ける氏の、土台ともいうべき不朽の『パターン』がここにあります。
日本新報記者・南康祐に、大手IT企業が不正献金をしているという政治家リストがメールで届く。真実なら政界を揺るがす大事件だが、送信者に心当たりがない。甲府支局時代に誤報を飛ばし、会社を窮地に陥れた過去がある身として、慎重にならざるを得ない。だが、本社に戻った今、特ダネを物にしたい思いは募り…。一通のメールから政治の闇を炙り出して行く記者が掴んだ真相とは!傑作事件小説。
この本は、折り紙などの工作でよく使う技から、布や毛糸を使った手芸の技まで、いろいろな作り方がのっています。紙やモール、フェルトなどのみぢかな素材で、季節に合わせた手作りにチャレンジしてみてね。ミシンなしで、かわいいものがいっぱい作れるよ!