満月の夜、かっちゃんがリンゴの木の“ヘソ”にすわったとたん、木はムクムク動きだし、空へ舞いあがったのです。リンゴの木ばかりか、樹令1000年のケヤキのふたごのシイの木までが飛ぶとなると、ただごとではありません。木にまつわる3000年に1度のひみつとは?…事実をもとに大胆な発想で描く新しいファンタジー。
崩れる系列、進む内製化、アジア現地生産…。ハイテク技術を駆使し90年代に賭ける業界を展望。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、素晴ラシキ建物ヲ求メテ我等ハ行ク。東京駅・目黒雅叙園・松本関智学校・築地本願寺・東京拘置所・上海サッスーン邸・大浦天主堂・三田演説館・万平ホテル・那須の別荘群…。建築学者のペンと建築写真家のカメラは、海を越え、空を飛び、建築と人の物語を探し出す。カラー写真満載。
幕末の京都、江戸より上洛した浪士組が殺人集団へ変貌していく。「士道に背かぬ、組を抜けぬ、金策を勝手にせぬ、訴訟を勝手に扱わぬ、私闘をせぬ」これら五カ条に背けば切腹という鉄の規則の下、敵対する者たちを次々に斬り捨てていった血まみれ軍団・新選組の凄絶なる実像を描ききった歴史連作長篇。
「富士山はなぜそこにあるのか?」だれもそのことについて疑問をもたない。なぜなら昔からあるのだから。なぜそこに山があるのか?なぜそこに川があり、谷があるのか?私たちの、眼の前の風景、足元に隠された歴史。1万年・10万年、100万年の壮大なロマンがまだ眠っている。いまこうして歩く町並、車窓からみえる風景の中から、100万年スケールのシナリオを読んでみよう。
JAZZとビートの源流にどっぷりと身を浸して考える、“肉体感応型”の音楽紀行。リズムとは何か?ドラムとは何か?なぜ我々はかくも音楽に魅せられるのか?
国会議事堂、第一生命館、川奈ホテル…。近代日本の名建築をたずね、建物と、それをめぐる人間たちの姿を浮かび上がらせる。軽妙な筆致と豊富なカラー写真が評判のシリーズ最新刊。カメラとペンで追った名建築と建築家たちをめぐる物語。