1990年のローマ大会を期に実現した3大テノール夢の顔合わせ。以来4年毎に催されたコンサートから聴き所を集めたベスト盤である。スピーカーから祝祭的気分があふれ出る豪華な歌の饗宴は日韓共同開催のワールドカップを盛り上げるタイムリーな企画だ。
映画やドラマ、CM等で活躍する柴咲コウの1stアルバム。映画『黄泉がえり』主題歌「月のしずく」、映画『着信アリ』主題歌「いくつかの空」といったタイアップ曲を多数収録。
片山恭一原作の大ヒット小説『世界の中心で、愛をさけぶ』。映画にもなった作品が、TBS系でドラマとしてオンエア。本作はドラマのサントラ盤。多くのシンガーたちに楽曲提供をしている河野伸が音楽を担当。
音大の声楽科を卒業した実力派女性シンガー、池田綾子の『Water colours』に続く2ndアルバム。TBS系ドラマ『愛なんていらねえよ、夏』の主題歌「Life」の新録ヴァージョンや、JR九州CM曲「僕たちのtomorrow」収録。
ファンク、ブレイクビーツ、レゲエなどを雑食、吸収して硬質で性急でダイナミックなジャズに仕上げる3リズム+2管のクインテットの初フル・アルバム。基本的にアグレッシヴな音楽性だが、(3)におけるおおらかなメロディや(6)のストレートな感傷の表出もいい。
3社合同企画によるベスト・ヒット集の第2期。札幌五輪のテーマ曲「虹と雪のバラード」などヒット曲のほか、初CD化となる音源を多数含む貴重盤。全20曲をデジタル・リマスターにて。
ひょっとすると、ミュージシャンの人って、生涯に1枚はこういうアルバムを作るのが夢じゃないかなと思う。幼い頃の想い出が、歌の形をとって大切に収められていて、遊び疲れて家路に向かいながら友だちと眺めた真っ赤な夕焼けが想いだされてくる。
はっぴいえんど在籍中の72年に制作されたファースト・ソロ・アルバムにシングル・ヴァージョンや別テイクなど大量のボーナス・トラックを加えた贅沢な復刻盤。多様な可能性を詰め込んだポップの宝箱の価値はさらに増大。
千春の曲から受ける印象は、決して都会的なスマートさではない。しかし、たくましく大らかな北海道の大地に育まれながらも、その奥に秘めた繊細な感受性が魅力となっていることは確かであろう。そこにはタイトルのように武骨でも素直に生きる青春がある。