おやつや食事から、かぞく、しぜん、いえやまちにある身近なものまで、テーマ別に、楽しい絵がせいぞろい。日本語で名まえを言えるようになったら、次は、英語の呼びかたにもチャレンジ。
自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえのない地球のために、生涯をかけて闘ったR・カーソン。海洋生物学者としての広い知識と洞察力に裏付けられた警告は、初版刊行から四十数年を経た今も、衝撃的である。人類は、この問題を解決する有効な手立てを、いまだに見つけ出してはいないー。歴史を変えた20世紀のベストセラー。待望の新装版。
4歳で視力を失った著者は、「この日を境に私は生まれ変わることを余儀なくされた」という。見えなくなったことを理解できず、方向感覚のないまま走り回って生傷がたえなかった少女時代のトラウマ。成長にともなう人生への不安のなか、心のカギを開けたのは野鳥だったー。夜明け、空の高さ、大自然の景色を聞くことまで…。さえずりによって広がった感性の世界を綴るヒーリングエッセイ。第2回NHK学園「自分史文学賞」大賞受賞。
希望を胸に身一つで上方から江戸へ下った豆腐職人の永吉。己の技量一筋に生きる永吉を支えるおふみ。やがて夫婦となった二人は、京と江戸との味覚の違いに悩みながらもやっと表通りに店を構える。彼らを引き継いだ三人の子らの有為転変を、親子二代にわたって描いた第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説。
惑星ソラリスを探査中のステーションで異変が発生した。謎の解明のために送りこまれた心理学者ケルヴィンの目の前に自殺した恋人ハリーが姿を現し、彼はやがて悪夢のような現実と甘やかな追憶に翻弄されていく。人間とはまるで異質な知性体であるソラリス。そこには何らかの目的が存在するのだろうか。コンタクトー地球外の知性体との遭遇について描かれた、最も哲学的かつ科学的な小説。広大無辺な宇宙空間において、理解不能な事象と愛の記憶に直面し、人は何をすべきか。タルコフスキーとソダーバーグによって映画化された新世紀の古典、ポーランド語原典からの新訳版。
地球から見える月の表側の地形を76のエリアに分けて紹介するフィールド・ガイドブック。それぞれの地形(クレーター、山脈、谷)は最も適当な太陽高度を想定して詳細に描かれている。そのため、影につぶされることなく興味ある地形を確認することができ、標準的な区分月面図として様々に活用できる。また、個々の地形名には地質学的な解説とともに、由来となる人物の生涯・業績を簡潔に記した。
エンプティチェア・テクニックは、心理関係、カウンセラーなどの専門家の中ではかなり知られた技法だが、ゲシュタルト療法という特殊な分野から生まれたテクニックのため、カウンセリング技法としてのガイドラインやマニュアルはあまり見受けられない。本書は、エンプティチェア・テクニックをさまざまな場面で活用してもらえるよう、その理論的背景、具体的なテクニック、レッスンの進め方などを詳述。最終章にはワークを含めてそのプロセスを紹介した。カウンセリングや心理・精神療法を実践している人、保健師、栄養士、看護師、医師など医療従事者、さらに学校教育現場の教師・養護教諭や企業の人事・労務関係の教育に関わる関係者に利用してもらいたい。
「いつ、おそらのカーテンがみられるの?」ローリーがききました。「あとごかいねたらね」と、ママ。「あとよんかいねなけりゃ」と、パパ。「あとにかいねなくちゃね」と、ママ。そして、とうとう、「こんやよ!こんや、おそらのカーテンがみられるわ」と、ママ。そらがしだいにくらくなり、ローリーがみあげると…。白熊の親子の絵本。
ぐるぐるとねじれた光の尾をひく、Rすい星が接近中。もしも地球にしょうとつしたらー世界中が大パニックになる!そんなある日、千葉県の海べで、別所次郎君は気味の悪いものを見た。岩山からうじゃうじゃとはいだすカニの大群。そして、海面からヌッとすがたを見せたのは、Rすい星からやってきたカニ怪人。