こちらも以前アナログ版で発売されていた作品のCD復刻版。この「Z」の一連のBGM集は一部ファンのあいだで好評だった作品だ。当時より安価で発売されるので買いのがした人はもちろん、アナログ版を持ってる人もCDに買い換えるチャンスだ。
スペイシー感覚を携えた5作目。ジャジーなスウィング感覚や愛の手ほどきは、いつも通りだから、これで精神の覚醒作用がゴージャスに3拍子そろったって感じ。そこに70年代のファンキーさが加わってゴテゴテだけど、そのバランスの良さが売れる要因か?
毎回、そのR&R魂をヴォーカルにサウンドに最大限叩き込んできた彼らは、売れ行きという面でこれまで正統な評価がされていなかった気がする。でも今作こそ。今作が支持されなきゃ変だ。余りに衝動的で自虐的で鋭利で叫んでる唯一無二のアルバムです。
私みたいなフォーク世代には懐かしい小室等だが、53歳になろうとする今(1996年)なお現役で「フォーク」にこだわりつづけているのだ。これは自らのキャリアの総決算と言えそうな一枚。武満徹と谷川俊太郎と井上陽水とチェルノブイリが交錯する生真面目な力作だ。
フジテレビ系人気ドラマのオリジナル・サントラ。スコアを手がけるのは、ユーミンのツアー音楽監督などでも知られるベテラン武部聡志で、波乱万丈のドラマ本編を鮮やかに彩る秀逸なトラックが満載。
ポルトガル・ギター(ギターラ)の湯浅隆とマンドリンの吉田剛士という2人の日本人によるポルトガル人顔負けのサウダーデ満喫ムード。それもファドにとどまらず、ブルーグラスやらロック調のものまでを、ポルトガル風にこなしてしまう不思議な2人組。
(1)のジョニーと(2)のマリーが恋人同士で、この歌が互いのことを歌いあっている、対になった曲だと知ったのはつい最近のことだった。そう思って聴くと、深いんだな〜。ほかにもCM曲(7)や尾崎亜美作の(9)など名曲がぎっしり入ってます。カラオケの練習にもグ〜。
初のベスト・アルバム。曲は外部への発注だが、詞はすべてGAO自身。セレクション・アルバムだからということもあるのかもしれないが、いい楽曲が丁寧にパフォーマンスされていることを再認識する。最近の作品からスタートする構成が、意外。
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83年に『SF特撮映画音楽の夕べ』というコンサートのために、伊福部昭が自ら交響曲に編曲した名盤のスタジオ録音盤。名曲のいいところばかりを編曲してあるので、ファンにはたまらない。ライヴ盤より音も良く、これが1800円で手に入るのは幸せの極み。
半数以上の曲がCD未収録で、完全盤を望む声の多かった人気RPG『WILD ARMS』のBGMをオリジナル音源でコンプリート。“なるけ節”と呼ばれる、作曲家・なるけみちこが手掛けた西部劇の空気感を盛り込んだサウンドをたっぷりと聴くことができる。
『FF8』のイメージ・ソングを歌い、ファン層を広げたフェイ・ウォン。シネポリー時代のこのベストは、香港ポップスのレベルを確実にアップさせた珠玉の名勝を19曲も収録。これから彼女を聴いてみようという人には、最強・最適な一枚といえます。★
およそ4年ぶりのアルバムは何と全編インスト。天賦の才とも言える歌詞の魅力をかなぐり捨て、純粋に楽曲、サウンドそしてアンサンブルのみで勝負を挑んだ彼のチャレンジ精神に、まずはエールを贈りたい。主旋律の端々から漂う“小沢節”にも乾杯。
66〜67年のウルトラマンのために作られた音楽や音を、時間の許すかぎり未使用のものも細かくパックしたCD。(11)(16)(74)で興奮し、(27)(28)でニヤリとし、(12)で燃える。けどサンプリングのない時代にこれだけの音楽を作ったのは実に素晴らしい。詳細な解説付。★
これはクレヨン、せんがかけるよ。ロケットみたいにそらだってとべる。いろんないろ、いろんなかたち、さあ、みんなならなにをかく?すきなものいっぱいかいちゃえ。いっしょにあそぼうよ。
日本人として知っておきたい懐かしい日本語2100語を収録。適宜、著名な文学作品や歌舞伎、落語などの用例を添えました。「雨の名前」「風の名前」「雲の名前」「雪の名前」「空の名前」など自然と深い関わりのある美しい日本語を、和歌・俳句などの実例とともに収録しました。日本語を特色づけていることば「擬音語・擬態語」を「あいまい」「すべる」「笑う」など、様子・状態別に分類して示しました。
2006年5月発表のベスト・アルバム。彼らの50年の歴史を振り返るベスト選曲のDISC1と、谷啓と松任谷由実のデュエットをフィーチャーした「Still Crazy For You」などのコラボレーション曲ばかりを収録したDISC2の2枚組。