天文十年(一五四一年)、西の大国・大内氏の水軍が大三島に襲来する。迎え撃った三島村上水軍は総司令官である陣代の大祝安房が戦死。兄を失った妹・鶴姫は巫女の身分を捨て、仇を討つために陣代を継ぐ。だがそれは安房の軍師・越智安成による大祝家への復讐の始まりだった…。戦国の悲恋を描く長編歴史小説。
青藍は、最愛の師匠・月白の形見の長持ちを開ける決心をする。その時、そばにいてくれるよう願ったのは、ほかならぬ“茜”の存在だった。月白が自分に残したものの意味を知るため、過去への一歩を踏み出した青藍。そして、大学進学を決めた茜の将来の夢も明かされて。誰かを大事にしたいと願う、かけがえのない想いが、未来への扉を開いていく。“いろいろ”家族の再生物語!
ボウルズにとって“移動”とは何であったのか、どのようにイスラーム圏のマグレブを表象したのか。越境する作家の魅力の根源を探る。
颯太は、特別な技を使う“風雷衆”を育てる学校に入学させられ、にぎやかでハードな毎日をすごしている。そしていよいよ、空を飛ぶ『飛行術』の授業。イケメンの連夜は宙に浮いてみせるが、颯太は…。さらに、綾女先生のムチャなお願いで、美容に良い植物を探しに行き、風の技を使う少女・咲良に出会う!そのうえ、封印されていた怪物があらわれ、竜巻を起こし、学校を消しさろうとする!?助けも呼べない危機の中、颯太、連夜、咲良の3人は力を合わせ、学校を守る!!ピンチだらけの学園エンタメ!小学中級から。第8回角川つばさ文庫小説賞受賞作。
暮しの手帖前編集長がつづる、昭和平成令和、昨日今日明日、京都滋賀東京。京都新聞1面で人気を博したコラム&エッセー、読者の声に応えて待望の書籍化!
松井さんはタクシーの運転手さん。空いろの車に、ふしぎなお客さんをのせて、きょうは、どちらまで?いつの時代もだれの心にも、あたたかくよりそうファンタジーの名作、全7編。