西日本の磯釣り場でトップクラスの人気を誇る日振島。愛媛県宇和島港からアクセスするこの島は数多のグレ釣り競技会が行なわれ、寒の時期には50cmオーバーのグレも数多くあがる。またマダイ、イシダイ、ヒラマサ、ヒラスズキと磯釣りファンが焦がれる多彩な魚種が居着いている。島の面積約4kmの海岸線には120以上の釣り場があり、それらひとつひとつを「空撮」でつぶさに詳解。併せて宇和島湾内「九島」周辺の各釣り場も撮影した日振島・宇和島の磯釣りガイドの決定版だ。
トガリ山のてっぺんをめざすトガリネズミのトガリィとテントウムシのテント。夜の森でまよっているとムササビのウロロが助けてくれて…。自然の豊かさ奥ふかさを描く絵本作家いわむらかずおの長編絵ものがたり全1200ページ+口絵全100余ページ、シリーズ新装版。
一緒に暮らす弟と妹の勧めで、大人気VRMMORPG『Mebius World Online』をプレイすることになった秋月真里。職業=道化師、武器=糸、ステータスは器用さ極振りのキャラ“マリア”として、初心者なりにゲームをまったり楽しむつもりだった真里だがー。初戦闘で強力なボスモンスターを撃破!糸を用いたレアスキルをゲット!!さらには超強くて可愛くてもふもふな猫のぬいぐるみが相棒となり、気づけば周囲から注目の的に!?プレイヤー、NPCの区別なく心を通わせ、“みんなのお姉ちゃん”になっていく真里のVRMMOライフが今、始まるー。
「アラブの春」で言われた「民主化」や「自由」は、私たちが通常思い浮かべる「民主化」や「自由」とはまったく違っていた!2011年「アラブの春」の渦中、エジプト独裁政権が倒れたあとの波乱万丈の日々を、持ち前のタフなメンタリティで生き延びた日本人女性イスラム研究者の日常を描く、ノンフィクション・エッセイ。
SCORE「72」で回る未来へ…ゴルファーを目覚めさせる72のビジョン。絶好調から一転、後半スコアを崩すー実は心の問題。いつもの自分に引き戻して心地よくなりたがる習性がある。もしも空を飛ぶように自分を俯瞰できたなら!?あなたのゴルフは変わります。
「旅の空の下で、チキンライスは、私と切っても切れないものになるのである」。初対面の人びととの接触こそ旅の醍醐味と唱え、自分が生まれた日の父のことばを思い、四季のない町は日本の町ではないと説いて薄れゆく季節感を憂える…。時代小説の大家にして食エッセイの達人が綴る、食、旅、暮し。“巻末付録”座談会「わたくしの味自慢」
世紀末日本を舞台に、彩雲に魂を〓がれた五つの嬰児が、真の目覚めを迎える!徴兵されながらも戦争を生き抜き、戦後、文壇の寵児としてもてはやされた孤高の作家・堀永彩雲。しかしその後半生は、絶望と狂気に彩られていた。昭和四九年に享年五〇で自害した作家の作品は、世間からは忘れ去られたが、一部に狂乱の読者を生み、育んだ。
サバンナの動物たちの素顔に会える。これは、サバンナの奥深さを知り、独自のスタイルでマサイマラの人々や動物たちと交流してきた著者が、サバンナに生きるすべてのものへ愛情をこめて綴った、素敵な素敵なラブ・レターです。
私たちの生の最深部にあって、人を生かす力、創造的空。それは、世界と人間を成り立たせる神のはたらきの場であり、仏教で言われる「無心」でもある。世界と生命と精神とを貫く「統合」という作用に、信の根拠を指し示し、「瞑想」という方法をもって、豊饒な空へといたる道なき道を拓く。生と死を大きく包み、生の無意味への問いから解放し、ゆだねて生きることの豊かさを教える、「空」という場所に向けて。それはまた情報化・デジタル化に浸潤された現代への、痛烈にして、根底的な批判でもある。キリスト教と仏教のはざまで、生と信の根源について独自の思索を展開してきた宗教哲学者による、現代への渾身の遺言。
木星に探査に向かったきり帰らぬ友人を追って火星から天空船で飛び立った青年は、彼の星で驚くべき事態に遭遇する(「空族館」)。第一短篇集『最終戦争』に、未発表作「空族館」と1960年代から70年代にかけて雑誌に掲載された単行本未収録短篇14作を増補。日本SFに多大な影響を与えた伝説的作家の想像力を堪能できる、文庫オリジナルのアンソロジー。
親子で読んで語り合える、生きるためのガイドブック。中学時代は悩みがいっぱい。だけど、「悩む」を「考える」にスイッチすれば明日はもっとかがやける!
高校の屋上から飛び降りた川崎朱音。しかし遺書は見つからない。SNSで拡散されている自殺の瞬間の動画を撮影したのは誰か、そこに映っていた“もう一人”は誰か、そもそも本当に自殺だったのか。朱音の死後行われた、いじめ調査のアンケートから見え隠れするのは、生徒たちの静かな怒り、妬み、欲望。しかしー真実だけは、決して誰も語らない。