「イエスは黒人なのだ!ブラック・パワーは福音だ」黒人神学の泰斗、ジェイムズ・H.コーンに学ぶため、二七歳の筆者はマンハッタンにあるユニオン神学校の門を叩いた。教室にさざめくハレルヤ。ブラック・ライヴズ・マターという仲間たちの叫び。奴隷制以来、四〇〇年に及ぶ苦難の歴史に応答することはできるのか?魂をゆさぶる言葉の旅。
大ヒット『ハリー・ポッター』とそれに続く『ファンタスティック・ビースト』をはじめ、ファンタジー小説の金字塔『ロード・オブ・ザ・リング』や大人気海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』、はては『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』といったゲームまで、剣と魔法が織りなすファンタジーの世界を舞台にした物語が大人気だ。本書は、こうした作品の世界観を形作った要素を、歴史や伝承、文化の側面からやさしく紐解くことで、裏に隠れた秘密を解き明かす。図解イラスト満載の、不思議で謎に満ちた「魔法の世界」をもっと深く楽しむための大講義!
のどかな小国・ルイン国ーそこで平穏に暮らしていた純朴な第二王子・エイプリルは、少しでも祖国の支えになりたいと思い、出稼ぎのため世界に名立たるシルヴェストロ国騎士団へ入団することになった。ところが、腕に覚えがあったはずのエイプリルも、『破壊王』と呼ばれる屈強な騎士団長・フェイツランドをはじめ、くせ者揃いな騎士団においてはただの子供同然。祖国への仕送りどころか、自分の食い扶持を稼ぐので精一杯の日々。その上、豪快で奔放なフェイツランドに気に入られてしまったエイプリルは、朝から晩まで、執拗に構われるようになり…!?
“将来の夢”なんてバカらしい。現実を生きる高校生の美齢は、ある夏の日、叶うはずのない夢を追い続ける少年と出会う。東屋智弘。自分とは正反対に、夢へ向かって一心不乱な彼に、呆れながらも惹かれていく美鈴。しかし、生き急ぐような懸命さの裏には、ある秘密があってー。少年が守り抜いた約束と、奇跡の結末に触れたとき、再びページをめくりたくなる。夏の日を鮮やかに駆け抜けた、一つの命の物語。第24回電撃小説大賞大賞受賞作。
子どもの遊びって何だろう。一言でいえば、それは〈自我の変容を楽しむ活動〉といえるでしょう。子どもたちが夢と喜びに満ちた日々を送れるように、保育実践に素朴さとパワーを、ユーモアといたずら心に満ちた新鮮な感覚を。
富山空港旅客機墜落事故。死者20名、負傷者多数。村野秋生たち被害者支援課も総動員された。遺族のケアに奔走する村野は、一人だけ身元がわからない死亡者がいると聞かされる。男の身許を調べる村野だが、事態は思わぬ方向へ進んでいく。男の名は本井忠介、それは毒殺事件の指名手配犯だった。
自衛官だった伯父に憧れ、陸上自衛隊に入隊した道畑直也。だが入隊後、自衛隊の現実に幻滅し、在隊二年で退職を決めてしまう。そんな中、除隊を目前に控えた3月11日、あの東日本大震災が起きる。未曾有の大災害を目の当たりにしながら、何も出来ずに除隊した後ろめたさを抱える直也は、かつて伯父と交流のあった風間という男を訪ね、バイクで北海道へと向かうー。あの震災で、災害派遣に行けなかった元自衛官の葛藤と成長を描く長編ロードノベル。
ようこそ、小さな優しい7つの森へ。心を癒す葉っぱの上の78の物語。
つねに海軍航空の中核となって最前線で戦い、屍に屍をつんだ予科練搭乗員ー死闘の大空から奇蹟的に生還しえた二千五百飛行時間の不屈の空の男が、戦死率八十七パーセントに達した悲劇の同期たちの胸中を痛恨の思いで綴った感動作。真珠湾の黎明から落日の沖縄まで、海軍魂とともに戦った搭乗員たちの空戦記。
やがてどんな時間もすべてはなつかしさにかわる。『赤ちゃんは神様』の著者が語る走り続けてきた半生、大切な父と母、きょうだいへの思い、そして、出会いへの感謝。
なんと2.5メートルのなが〜い絵本、世界中で大人気!空の向こうには、いったい何があるんだろう?鳥や飛行機よりさらに高く、雲をこえて、星のまたたく宇宙までーさあ、いっしょに旅をしよう!
愛人の援助を受けセレブ気取りで暮らす32歳の千遥は、幼い頃から母の精神的虐待に痛めつけられてきた。一方、中学生のとき父を亡くした27歳の亜沙子は、母と二人助け合って暮らしてきた。千遥は公認会計士の試験に受かった年下の恋人と、亜沙子は母の薦めるおとなしい男と、結婚を決める。けれどその結婚が、それぞれの“歪んだ”母娘関係を、さらに暴走させていく。
謎のすい星、地球に衝突!?グルグルとねじれた光の尾をひくRすい星の接近で世界が震撼する中、千葉県の海辺に出現したカニの頭を持つ怪人R。高価な美術品を狙い神出鬼没に現れる「カニ怪人」の正体とは!?明智探偵の推理と、少年探偵団の勇気が事件の謎を解く。
真俯瞰でもなく、地上からでもない!絶妙な高さのドローン空撮でこそよくわかる、土地利用や営み、ドボクのおもしろさ!
おいらは、しがないダンゴムシ。なりは小さくてもむねのなかは、あついおもいでいっぱいでござる!ダンゴムシ天国をめざして、だんごろうがゆく!5才〜小学生向き。
水の上を歩く昆虫、壁を這いあがるヘビ、自在に泳ぐ魚。動物たちの“動き”はエレガントで、すばやく、多様性に満ちている。かれらの動きを可能にしているものは何なのか?われわれは、そこから何を学ぶことができるだろう?…さあ、アニマルモーションの世界を巡る旅へ出発だ!行き先は、MITの地下の実験室から、パナマの熱帯雨林まで。動物たちがいかに独創的な方法で自然の法則を利用し、環境に適応し、進化してきたか。そして、それにインスピレーションを得た科学者が動物の動きを真似たロボットやデバイスをどのように開発したのか。そのドラマを見にいこう。