ハウスキーパーの北村茜は、芦屋にある大きな日本家屋の家に派遣された。そこに住んでいたのは変わりもの小説家・蘇芳望だった。彼のところで働き始めて数日経った朝、近所で起きているボヤ騒ぎのことで警察がやってくる。実は蘇芳は副業で“言霊遣い”をしており、警察では対応ができない暴走した言霊(言禍)が引き起こす事件を解決していた!?現代ダークファンタジー開幕!
孤高のダブ・トランペッターによる日々の暮らしをめぐる言葉の調べ。
「この1巻におさめられたすぐれた随想は、単なる食べ歩きなどに全く関係がない文化論なのである」(編者・池波正太郎の前文より)。山口瞳の「赤穂の穴子、備前の蟹」、山崎正和の「エスカルゴ」、邱永漢の「豆腐」、向田邦子の「昔カレー」、吉田健一の「ロンドンのパブ」…など、世界の美味、酒をテーマに池波正太郎が選んだ名エッセイ。開高健と阿川弘之の対論「わが美味礼讃」も収録。
他者の痛みも喜びも我がものとし、執着を捨て受け容れあうー世俗を肯定し己を解き放つことを説く在家の老人・維摩。二項対立の陥穽を教え、他者を重んじる思想に迫る!書き下ろし特別章「空だからこそ」収載!
写真が躍り、ことばが歌った。世界でいちばん美しいブログが一冊の本になりました。
「かんたーた」は、わたしたちの小さな合唱団。小学生九人で歌ってる。もうすぐ夏のコンクールなのに、指揮と指導の先生が緊急入院!さらに、女装が好きなヘンなおじさんがあらわれて、わたしたちのかんたーたはどうなってしまうの?第6回「ポプラズッコケ文学新人賞」大賞受賞作!
太平洋戦争開戦時の比島空襲を皮切りに、蘭印、ソロモンの空を席巻した台南空ー台南海軍航空隊。数多くのエースを生んだ戦闘機隊の激闘を、日米英豪蘭の記録を調査して立体的に再現する決定版空戦史。
日本の風景には色が満ちている。いろ探しの旅に出かけませんか?全国の四季に見る、空と水の色模様。日本語と色の風景シリーズが、装い新たになって発刊。
生きものたちは、季節や時間によってさまざまなすがたを見せてくれるよ。どんな生きものの、どんな場面に出会えるかは、一瞬のタイミングでちがってくる。そんな生きものたちとの出会いは毎日が新しくって、ワクワクやドキドキがそこらじゅうにあふれているの!だからついつい、毎日のように森へ出かけてしまう。
笹子トンネル事故から5年。ともに逝った9人のうちのひとり、ワタル君の遺した珠玉の写真70葉+果てしない悲しみのトンネルから回帰した母親の魂の記録!
再エネ普及に立ちはだかる系統の制約、送電線の空容量ゼロはなぜ起きたのか。系統制約問題を真に解決する「自由化」「オープンアクセス」「市場整備」とは?
江戸時代の東海道を、大妖怪を追って旅する蒼太、お夏、信助。船で海を渡ろうとしていると、酔った虚無僧が「海坊主がいるなら出てこい!」とさけんでしまい、海は大嵐に。海坊主に船ごと投げられなぞの小島に着いた蒼太たちに、新たな使命が…!?ドキドキが止まらない、アドベンチャー・ストーリー。