火山活動、海流の作用による干潟や海食崖、断層やリアス式海岸など地殻変動による地形。地震や台風・豪雨の災害。離島や海岸線の絶景。湧水や石炭などの大地の恵み。地質学者が30年にわたって撮り続けた大地のかたち。
強いもの、弱いものみんないっしょに生きている。「青」をキーワードに、魚、海、空、それぞれ世界に目を向け、生きることの「尊さ」、生かされ支え合うことの「豊かさ」を描き出すフォトエッセー集。
突然姿を消した渉を想う自分の気持ちに気づいた椎香。勇人と別れ、渉へ想いを伝えに行く。しかしそこで知ったのは、渉がかかえるつらい過去。支え合い、愛し合って生きていくことを決意したふたりの前に、渉が過去に関係を持っていたという女の子が現れる。さらに、椎香に悲しい現実が襲いかかり…。悲しみのあとで、ふたりが見たものとはー?
昭和20年5月25日夜首都上空…。夜戦「月光」が単機B-29を5機撃墜!空前絶後の戦果は、戦う隊員の類い希な人格、感情、意志がもたらしたー海軍航空の最高撃墜記録をあげた若き搭乗員の戦い。
一通の手紙が引き寄せた六日間の真夏の記憶!「-俺こんなとこで何やってんだ?」ひょんなことからじいちゃんと訪れた台湾で次々と現れるさまざまな不可思議な現象。そこで一穂が知ったのは現地で愛される日本人軍人と歴史に翻弄された人たちの出会いと別れだった…。日台友好の礎に迫る渾身のオリジナルストーリー!!
おとうさんはいないけど、やさしい家族と、おさななじみにかこまれて、しあわせに暮らしていた理央。そのおだやかな世界が今、バラバラにこわれようとしている。大切な心のきずなをとりもどすため、理央が信じ、願う未来はー?
むかし、空に星はなく、夜はくらやみにおおわれていたころ、モンゴルの草原では王さまが七人のうつくしい王女とくらしていました。そこに、鳥の王がやってきて…モンゴルの昔話をもとにした、ふしぎな力をもつきょうだいの大かつやくが楽しい絵本。
十七歳の夏スコットランドで迷子になり、研究の地オーストラリアで羊の尻尾を食べ、イランの遺跡を前に母と二人息を呑むー旅は苦手なのに、二十ヵ国以上を巡った作家上橋菜穂子が、異国の地で見聞きし、食べ、出会い、心動かされた出来事を表情豊かに綴る。物語を育む土壌となった旅にまつわる名エッセイ。
事故か、事件か。走行中のトレーラーから外れたタイヤが、通りがかりの母子に…。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」かそれとも…。
天才少年リトとだけ“連祷”できた落ちこぼれのエリルは、恋に目覚めた彼から毎日熱烈なアプローチを受けていた。そのうえ“精霊祭”の“旗手”に選ばれるという信じられない事態に!!ところがそこへ、リトの兄が急きょ学園を来訪。エリルのために将来を決める弟が心配な彼は「絶対にリトを好きにならないでくれ」と言ってきて!?年下男子の思いが大決壊中の第2弾!
日本では年間約3万台から5万台の車いすが使われなくなり捨てられています。しかし、世界には、車いすが高くて買えない人がたくさんいます。ものづくりが得意な日本の工業高校生たちによって修理された車いすが、多くのボランティアによってさまざまな国に届けられています。車いすを通した心温まる交流を描いた実話。小学校中学年以上向き。
エリルとリトの友人ターニアとユークが、精霊祭に現れた魔物を倒した後昏倒。なかなか目覚めない二人を心配するエリルだが、そこにユークの親類らしき女性がやってくる。やたら学園の内情に詳しく、リトとしか連祷できないエリルに興味津々な彼女は、突然ターニアの抱える秘密を告げてきて!?憧れの女に年下男子の想いは届くのか!?-全ての謎が明かされる最終巻!
時は平安。稀代の大陰陽師・安倍晴明の末の孫で、半人前陰陽師の昌浩。出雲で人を滅ぼす黄泉の軍勢を食い止めた昌浩は、その時の後遺症で霊力を削がれたうえ、陰陽師に必要不可欠な『眼』までをも失ってしまう。しかも、大切な相棒である紅蓮も昌浩の記憶を失い、彼に辛く当たるように。そんな中、郷では心が壊れたり行方不明になる人々が続出していてー!?大人気の見習い陰陽師物語、待望の「天狐の章」開幕。