ひとりぼっちの老人カールは、妻との思い出のつまった家に無数の風船をくくりつけ、空高く飛び立つことに成功。8歳の少年ラッセルとともに、冒険の旅へと出発する。ディズニーとピクサーが贈る感動の冒険物語。小学生から。
今年も氷を渡り、リンチェンが生き神を務める孤島の寺院に巡礼たちがやってきた。その中で異質な雰囲気を醸す男、ナムガに興味を引かれたリンチェンは、彼の話を聞き外の世界に興味を持つように。ところがナムガは領主の命を狙う刺客で、リンチェン自身は領主の慰み者として献上される存在なのだと知ってしまう。自分を笑顔にしてくれたナムガに復讐などで死んでほしくないーリンチェンは迎えに来た彼に導かれ、島の外へ出奔するが…。
既婚者の子供を身ごもり、世をはかなむ糸杉綾音。セスナ機事故で九死に一生を得てから、人が変わってしまったスーパーヤオセーの会長・高岡泰成。どこにでもあるようで、特別なそれぞれの人生に見え隠れする「空を飛ぶ人間」の存在。やがて、空を飛ぶ彼らには「私塾で松雪先生の最終講話を受けた」という共通点が浮かび上がってくるー。
たとえば、五歳のころの夕焼け。それは大人になった私をどこかで支え、励ましてくれる風景の記憶。
「九・一一」以降、身近な脅威として感じられるようになった「テロ」とはそもそも何なのか。ハイテク兵器による直接的な破壊以上に恐怖を感じさせるのは、放射能や細菌・化学物質などの「大気」中への放出で、我々を取り巻く「環境」自体が究極の兵器に変身する可能性だ。「環境」兵器の出現によって、我々の社会は不安の「空気」で覆い尽くされつつある。ドイツのポストモダンの論客スローターダイクが、第一次大戦での毒ガス使用にまで遡りながら、「空(気の)震(動)」としての「テロ」の本質を解明する。
松井さんの車のいろは、空のいろ。ぴかぴかのすてきなタクシーです。町かどのむこうは、星のまち、天のひろば。-もうひとつの世界の入り口です。きょうも松井さんは、ふしぎをのせて走ります。
華やかな世界に憧れて日本国際航空に入社した紗世はCA7年目、理想と現実のギャップにもがいていた。あるとき新人・航の教育係に任命されるが、彼は会議でやらかし、機内サービスもトラブル続き。なのに今日も、夫婦問題を抱えた社長、サインをほしがる少年、大きなぬいぐるみを背負った女性など客の対応に追われ…?アラサー紗世の仕事と恋を乗せた運命にフライトの行方は!?
幼い頃助けてくれたサフィニア姫に恩返しをすべく騎士になったマローネ。いざ専属護衛に願い出るも、母と双子の弟を同時に失くして以来『隠れ姫』として暮らす彼女にすげなく断られてしまう。それでも忠犬の如く付きまとう姿に絆されたのか、少しずつ態度が軟化。むしろ手を繋いだり、キスで涙を止めてくれたりと、うちの主が格好よすぎて困るー!?第2回ビーズログ小説大賞入選作品。
国際プロジェクト“The World at Night”に参集した30名のフォトグラファーによる驚異の天空133点を収めた星景写真集。
ゆいはしろうくんの筆箱から小さな空が出てくるのを見つけが、それは空ではなくチョウのさなぎが付いたキャベツの葉だった。しろうくんから、筆箱でチョウのサナギを飼っていることを打ち明けられ…。第5回児童ペン賞童話賞受賞、第30回ひろすけ童話賞受賞。
身近な自然である「雲」について、やさしく、ていねいに解説!豊富なビジュアルと解説で「雲のきほん」がしっかりわかる!何気なく見ていた空や天気予報が、より楽しくなる情報が満載。親子でできる実験も。未知の雲に挑む最先端の研究についても紹介。本文のすべての漢字にふりがなを振ってあるので、小学校低学年でも読み進められます。
中2の頼子と凪人は空飛ぶくじらに吸い込まれどこともしれない場所へタイムスリップ!「活動日誌」6話分のふしぎな冒険ファンタジー。
ANAグループ機内誌『翼の王国』の人気連載、待望の文庫化!二度目の失業でつらい思いをしていた時に、目に飛び込んできた憧れの人の姿。結婚も意識していた7年越しの恋人に別れを告げられ、ひとりで訪れた異国の街ー。人生の大切な一場面をあざやかに切り取った短編12本と、作家が仕事でプライベートで訪れた、国内外の印象的な場所を描く11編のエッセイ。あたたかく心にしみる作品集。