カレーラスの甘くせつない歌声からラテンの恋の情熱が伝わってくるが、決して度を越さないところが彼のいいところ。ボリュームを一寸控えめにして、夜独りで、赤ワインなどを傾むけながらしみじみと聴きたいアルバムだ。
ピアソラの全盛時の五重奏団から、生前最後のコンサートを含む、ライヴ録音だけを集めたファンにはありがたいコンピレーション・アルバム。タンゴの革命児としてのピアソラの魅力あふれる演奏の数々。
“あやかしのもの”が見えるために心を閉ざしてきたさやか。越してきた洋館で、江戸時代のお姫さまの霊にであいます。その時代に封印した竜が街をおそうときくなか、タロットが示したのは「死神」。みんなの無事を願うさやかの思いは、何を変える…?時をこえて風早の街でくりひろげられる現代ファンタジー。
「つぎの満月の晩に、13丁目の洋館に、吸血鬼がよみがえる」。そんなうわさが街に広がって、おかしな空気を感じるさやかたち。夏祭りの夜、洋館を訪れたさやか、風子、織姫の前にあらわれたのは、大好きな阿古屋先生だった。先生は吸血鬼!?混乱のなか、驚きの真相が明らかに…。楽しくて切ない現代ファンタジー、待望の第2巻。
楓子は、小学校最後の春休み、亡くなった母親の故郷に引っ越すことになった。そこでは、古い洋館に住むことになったが、楓子はその洋館に足を踏み入れたとたん、あざやかに古い記憶がよみがえってきた。楓子は、ここに来たことがあったのだ。そして、楓子は不思議な少年と出会う。彼とも、会ったことがあるような気がするが…!?小学上級から。
リランと親友・ダキリスの平穏な日々は、城へしのびこんだ夜、一変してしまった。ダキリスは大公カーンらによって魂を抜かれ、体をのっとられてしまう。覇者の剣を手に、猛然と立ち向かうリラン。その封じられていた力が覚醒しはじめた時、秘められていた運命の歯車は、ゆっくりと動き出した。
20世紀後半にタンゴに革新をもたらした、ピアソラの作品集。あくまでもタンゴにこだわり続けたピアソラの、クラシック側からアプローチしたという貴重なアルバム。指揮はチョン・ミュンフン。
いちばん賢くないかたちでプレゼントを選んでしまった二人の幸せを描く「賢者の贈り物」。ツタの最後の一葉が落ちたら、自分は死ぬんだと信じてしまった若い女性に起こった奇跡の物語、「最後の一葉」…。100年もの間、世界中で読まれてきたO・ヘンリーの作品から、えりすぐりの10編を収録。くすっと笑って本を閉じ、また読み返したくなる、そんな宝物のような短編集です。小学上級から。
カーン大公率いる軍勢との激闘の末、聖都エリアへと逃れ向かっていたリランと魔導師アムネス。旅芸人一座に加わったリランは伝説の英雄「イラカルヴァータ」を見事に演じきる。その後、精神のバランスを崩してしまったリランに、再びカーンの大軍が襲いかかってくる…。
通算111作目となる本作は1曲を除き、すべて、この女性シンガーのオリジナル曲。心に浮かぶヴィジョンを具現化したような音楽は、どれもメロディが印象的で、しかも内側から自然に湧いたものが発酵したようなオーガニックなサウンドの響きを有していて、彼女の内面の豊饒が見事に表現されている。歌声も深い。
C.P.E.バッハ:ハンブルク交響曲集
【収録情報】
C.P.E.バッハ:
・シンフォニア ニ長調 Wq.183-1 (H663)
・シンフォニア 変ホ長調 Wq.183-2 (H664)
・チェンバロ協奏曲ハ短調, Wq.43-4 (H474)
・シンフォニア ヘ長調 Wq.183-3 (H665)
・シンフォニア ト長調 Wq.183-4 (H666)
マレク・トポロウスキ(チェンバロ)
ソラメンテ・ナトゥラリ
ディディア・タルパイン(指揮)
録音時期:2007年1月
録音方式:デジタル
Powered by HMV