栗色の髪、青い瞳…。間違いない、わたしの息子だわ。イギリスの美しい街バースのロイヤル・クレッセントでボール遊びをしている男の子を見て、ローラの胸は高鳴った。ローラは五年前、未婚のまま出産し、すぐ養子に出してしまった、マシューと名づけた息子を捜しに、二日前からバースに来ていた。そして今、その息子にめぐりあえたのだ。ローラは呆然と立ちつくしたまま、マシューが白いドアの家に入っていくのを見つめていた。そして、無意識のうちに、彼女はその家の前まで来てしまった。表札を見て心臓の鼓動が速くなる。G・ライダー…なんとそれは、マシューの実の父親であり、ローラの恋人だったガレス。彼の家ではないか。ローラのからだはこわばった。
ある雨の日、バス停で足にけがをしたクレアラベルは、通りかかった男性に半ば強引に車に乗せられ家まで送ってもらった。車はロールスロイス、長身でハンサム、洗練された身なり。猫2匹と暮らす彼女の狭いフラットには場違いな男性だ。マルク・ファン・ボーゼルと名乗った彼は医師でクレアラベルのけがの手当てをして帰っていった。翌朝、物理療法士として働く病院に出勤した彼女は整形外科病棟の回診に意外な人物が加わっているのに気づいた。咋日のあの人!もう2度と会うことはないと思っていたのに…。だがマルクは彼女に目をとめもしなかった。
ミルクティー好きな人に贈る、ミルクティーの作り方とお菓子や食べものの本。
飛行機が空港に計器進入するときに飛行するコースを掲載した空港ガイド。1998年7月〜8月現在。
五千年にわたるお茶の歴史を一六五点の多彩な写真と美しい挿絵(カラー八二点、二色刷り八三点)を随所に配して、巧みな筆致で綴った、お茶に関するユニークな教養書。ヨーロッパの優美なお茶の名器や、お茶を使った珍しい料理の数々もカラフルに紹介。
南アフリカ原産の薬草茶の一種「ルイボスティー」には、ガンや成人病、老化などの原因とされる“過激酸素”の抑制作用がある。そのルイボスティーが「ファイブ・スター」の名で日本にも上陸…。その魅力のすべてをやさしく解説。
紅茶が好き、そんな貴方へ日本の四季や生活にあったティータイムを提案します。
著者の五年間の英国暮らしの中で、最も身近な存在だった「紅茶」にまつわる話をイラストを交えて紹介する。イギリスと紅茶のおしゃれなエッセイ。
豊かな自然と創造的な教育環境を求めて。アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、スイスほか子供の能力・適性、どこがお得か経済性も考える。
世界各地で集めた“紅茶絵”コレクションです。とっておきのこぼれ話や、知られざる紅茶物語などもお聞かせします。おいしいミルクティーでも飲みながら、どうぞ、ごゆっくり…。