凍る愛、消え去った時間。そして、掌で確かめられるほど鮮やかな“死”の輪郭。猥雑な生を忌み、死へと傾斜してゆく時代の感性を、彫琢した文体で掬いとった第103回芥川賞候補作。
エラリー・クイーンの〈国名シリーズ〉のひそみに倣った会心の第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人、ダイイングメッセージ。そして極めつきの「読者への挑戦」付き犯人探しなど、本格ミステリの醍醐味が味わえる粒ぞろいの6篇。犯罪臨床学者・火村英生と駆け出しミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビ。
19世紀、中国がひた隠ししてきた茶の製法とタネを入手するため、英国人凄腕プラントハンター/ロバート・フォーチュンが中国奥地に潜入…。アヘン戦争直後の激動の時代を背景に、ミステリアスな紅茶の歴史を描いた、面白さ抜群の歴史ノンフィクション。
こうちゃん、灰いろの空から降ってくる粉雪のような、音立てて炉にもえる明るい火のような、そんなすなおなことばをもうわたしたちはわすれてしまったのでしょうかーただ一つのこされたちいさな物語。
本書は、各種のお茶とコーヒーの特徴が一目でわかるガイドです。何を飲もうか迷ってしまう初心者や、茶葉のことを深く知りたい中級者たちに向けて、200種類もの茶葉をていねいに解説しました。飲み物は、毎日の生活で楽しむもの。本書でお茶生活の楽しみをさらに深め、ぜひ、おいしいお茶時間を過ごしてください。
世界の紅茶の産地と茶葉ガイド。
創業以来の危機を迎えた老舗の糊メーカー「スナマチ」。起死回生をかけて新商品の開発に力を注ぐが、なんと完成したのは「くっつかない糊」だった!新入社員の啓太とベテラン営業マンの本庄は、商品化するべく日夜、頭を悩ませるが…。今野敏が贈る、ユーモアたっぷりのサラリーマン応援小説。
ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コカ・コーラが語る熱情と覚醒の世界史。もし、これらの飲み物がなかったら、エジプトのピラミッドも、ギリシア哲学も、アメリカの独立も、フランスの市民革命、イギリスの産業革命・金融革命も形を変えていたかもしれない。ささやかな飲み物が、人類を駆り立て、歴史をつねに動かした、その大いなる秘密が明かされる。
茶葉の基礎知識から、プロが教えるおいしい淹れ方、ティーフードのレシピまでわかりやすく解説。春夏秋冬、季節にあわせて楽しめる80種類のバリエーションティー・レシピ。
北欧フィンランドに暮らす著者が集めたとびきりかわいい日用品たち。フィンランドの“意外な素顔”が見えてくる在住者ならではのエピソードも楽しい!巻末の「ヘルシンキとっておきスポット64」には、初紹介のお店もたくさん載ってます。
「おいしい紅茶のいれ方がよくわかる、世界でいちばんやさしい紅茶の絵本」全国に数多くのファンを持つ人気紅茶卸人・テテリアの大西進が、紅茶の基本から淹れ方まで、お話仕立てでわかりやすく丁寧に教えます。イラストレーター・平澤まりこさんのかわいらしくほのぼのとした絵とともに紅茶のお話が展開するので、美味しい紅茶の淹れ方が本当によーくわかります。「茶葉から紅茶を楽しみたいけど、面倒でついティーバッグ」という方におすすめです。
ケーキと紅茶のあるテーブルは気持ちをときほぐす、癒しの時間。15年間同じレシピにこだわりつづけたグレースへ、ようこそ。
かつてヨーロッパ人にとって中国の不思議な飲み物は、神秘の薬・王侯貴族のステイタスであった。英国人はやがてその茶に二つの種類があることを知る。一つは緑茶、一つはもっと深い色で、見も知らぬ南国のフルーツの香りがした。この茶を求めて、英国は国家経済を揺るがせ、戦争を起こし、ついには世界をまたぐ帝国を築いてゆく…。紅茶誕生の数奇なドラマと、その影の知られざるアジアの真実を追って各地に取材した、紅茶ファン必読の一冊。
小さいころ憧れた、絵本の中のティータイムがすぐできる!ぐるぐる混ぜるだけ!のケーキや、市販のものを使ったおやつなど、カレルチャペックのレシピはとってもカンタン。ティータイムが好きで、絵本も好き、そんなあなたの為のレシピブックです。
生活シーンに合った紅茶の楽しみ方を紹介。紅茶のおいしいいれ方、産地情報、紅茶の基礎知識、紅茶の歴史、各国のお茶の楽しみ方、紅茶用語なども解説。