RYO the SKYWALKER、PUSHIMら豪華メンバーが参加した「FRIENDS」のほか、シングル「西麻布伝説」などを収録したMINMIの3rdアルバム。彼女の今伝えたい歌が凝縮された充実作。
ストリングスを配したボサ・ノヴァ・ジャズ・ピアノ集。「おいしい水」他ボサ・ノヴァの名曲と木住野のオリジナル曲が、彼女特有のエレガントで透き通ったタッチにより紡がれていく。叙情性だけではなく、時には力強く、ジャズの醍醐味を十分に味わえる。
和田は78年生まれ、シカゴ音楽院で学んだ才媛。よく書き込まれピアノが豊かに鳴るオリジナル曲をはじめ、2、3、4、6、7、9、12曲目はクラシック作品などを引用しつつ華麗な技巧でまったく別の曲に換骨奪胎、なかなかの力技に感服。随所に聴こえるジャズ風味も新鮮だ。
土佐弁で“一所懸命”を意味するいちむじん。その言葉をグループ名とした2本のアコースティック・ギターのみのデュオによる3作目だ。美しいタッチや秀逸なアンサンブル、卓越した表現力などを駆使し、ギターという楽器ならではの魅力を最大限に表現する。
二胡奏者、野沢香苗の3作目。自作曲を中心に、井上陽水の「少年時代」やカーペンターズの「青春の輝き」などに、スタンダードとなっている「夜来香」や「ハバネラ」もカヴァーしている。編成を変えながら歌うように奏でた響きを聴かせようとしている。ジャズ調の「夜来香」と大作「千年の恋」で歌声も披露している意欲作。
オカリナの宗次郎の新作。登場時に比べバック・サウンド傾向がロック/フュージョンに寄ったが、変わらず素朴な音色に安らぐ。ソロのフィーチャーの他、オカリナの6重奏を含め、アンサンブルの妙味も。日本/東洋的な音楽世界への胎内回帰を試行か。
社会福祉法人共生社が毎年1回開催している講演会の内容をもとに編集。4巻目では、超少子高齢社会を目前にして、これからの医療、介護福祉、社会保障、働き方について解説。
7年前に続く2枚目のベスト・アルバムとなる作品である。ピアノ・トリオはもとよりストリングスまでを含めたフォーマットに、彼女のさまざまな面をみることができた。全曲通じての印象は詩情あふれるものだ。代表的なのは「おやすみ」で、ピアノを慈しむように流れる弦と彼女の深い音の紡ぎに引き込まれるだろう。
前著『紫陽花雑記』の続編となる随想集。「馬醉木」の主宰として、また医師としての日常をあたたかな眼差しと爽やかな筆致でつづる好エッセイ。
最高の音で楽しむために!