あなたのカラダにきざまれた意外な恋の運命。顔でわかる相性ピッタリBOY。体型でわかる恋の注意ポイント。クセでわかるカレのせめドコロ。
自意識過剰で独りよがり。刑事になったのは警察小説を書くためー難ありの言動が災いし、窓際部署「よろず係」に飛ばされた真々田幸介は、高級老人ホームから失踪した寺尾いづみの捜索を命じられる。愚痴りながらも駆け回るうち、探り当てたのは、戦後の闇を生きたいづみの過去と贖罪、連綿と続く卑劣な犯罪の構図だった…。人間の深い業と情を抉り出す、渾身の警察小説。
わたしたちの健康と直結している「食文化」。いまや一年を通して、野菜や肉やあらゆるものが手に入り、食材から季節を感じることも少なくなってきたが、そもそもは新鮮な「旬」の食材を「旬」の時期に食すことによって、健康な身体は作り上げられるのだ。長年、生産・流通の両面から農業に携わってきた君島次男が、季節を彩る「旬の野菜」たちが持つ歴史や由来、そのパワーを楽しく教えてくれる、究極の“食通”エッセイ登場!これでアナタも「野菜のソムリエ」顔負けの、野菜博士間違いナシ。
ついに決意して町屋を出たれんげは、義経と弁慶を連れて平泉へと向かう。延長した京都滞在は楽しかった。けれど、虎太郎にはたくさん迷惑をかけてしまったし、東京でやるべき手続きもある。だから、仕方ないのだ。そんなれんげだったが、平泉でもあやかしに遭遇!新たな受難に頭を抱えてしまうのだった…。あやかしと甘味を巡る不思議物語、第4弾!
オートマタコンテストがもたらしたもの。それは圧倒的敗北と喪失だった。水無月、桜花、全てを失ったその夜。リタの導きにより、カノンは密かにイエッセルを脱出。アルプスの山村で待ち構えていた吸血鬼王・ローゼンベルクから、彼女は驚愕の提案を受けるのだが…。一方、時を同じくして一人の吸血鬼が新公国軍の研究所を脱走したー「俺は陰からカノンを護衛する。ハウエルズとの戦いはまだ終わってないからな」吸血鬼軍と新公国軍の戦いの火蓋が切られる時、二人の姫とその騎士の、命運をかけた反攻が幕を開ける。正義と反抗のバトル・ファンタジー第4巻!
父は浅草の御蔵奉行をつとめた六百石の旗本小野朝右衛門、小野派一刀流の宗家でもあった。その四男の鉄太郎は少年期、剣に天賦の才をみせ、江戸では北辰一刀流の千葉道場に通い、激烈な剣術修行に明け暮れた。父の病死後、二十歳で格下の百俵二人扶持の山岡家に婿入りし小野姓を捨てた。幕府講武所の剣術世話役をつとめて四年目の万延元年三月三日、桜田門外で…。
江戸を無傷で帝にお返ししたい。軍馬嘶く敵陣を突破し駿府の東征軍本営の西郷隆盛参謀に、余の意を届けてほしいー。慶応四年三月一日、最後の将軍徳川慶喜(三十二歳)は、山岡鉄太郎(三十三歳)に命じた。江戸城総攻撃の前夜である。鉄太郎はまず軍事総裁勝海舟に、処刑寸前の薩摩藩士釈放から始まる起死回生の秘策達成への熱い想いを語ると…。
名曲から最新曲まで心に残る歌全154曲を収録。
退職したばかりの元営業・空也は、精進料亭“あじさい亭”で雇ってもらうために鎌倉へやって来た。しかし店主である僧侶・蓮沼竜玄は拒否!ついには、椎茸干しに集中して相づちさえされなくなる。取り繕った理由を話していた空也も、つい言わないつもりだった、この店でなければいけない本当の理由を口にしてしまう。「このまえ大好きだったばあちゃんが死んだ。堪らなくて、なのに出てきた精進料理が旨くて。味は違うのにばあちゃんの味を思い出したー」空也の独白に竜玄は…?
フランス語とフランス文化の唯一の月刊誌☆特集「MAI 68 革命か、危機か?」☆「フランスと私」畠山直哉(写真家)☆「〈仏検3級対策〉3級はこわくない!」林千宏☆「ジャニックの紫陽花通信」Janick Magne☆「パリ風俗事典」鹿島茂☆「対訳シナリオ『ルイ14世の死』」中条志穂☆「パリジェンヌと行く東京の居酒屋」坂崎重盛ほか
フランス語とフランス文化の唯一の月刊誌☆特集「明治維新とフランス革命」福井憲彦・三浦信孝・三谷博☆「〈仏検3級対策〉3級はこわくない!」林千宏☆「ジャニックの紫陽花通信」Janick Magne☆「パリ風俗事典」鹿島茂☆「Le Monde diplomatiqueで世界を読む」ル・モンド・ディプロマティーク日本語版編集部ほか
僕、真崎直人は、架空のキャラクターを実際の人間として生み出す能力をもっている。そして「すっげー美少女とラブコメしたい!」というバカな妄想から生まれたのが、理想の美少女・川瀬紗耶香。彼女と過ごす僕の毎日は、ただひたすら愉快でハッピーだった。でも、彼女の物語を進める上で脇役としてテキトーに作ったキャラ、芝浜理花が、なぜか僕らの学校に転校してきたのだ。いったい、どうして?なんの目的で…?ポンコツ美少女とハイテンション少年の微妙な関係が新展開を見せる、スラップスティック・コメディ第2弾。
役者が舞台からそのまま降りてきたような色男、左近司多聞は、神田紺屋町の呉服屋「天満屋」の筆頭手代。だがその出生は、そる徳川家親藩、すなわち大名家のご落胤であった!十一男坊の冷や飯の不幸を見かねて母御が町へ“捨てた”のであったが、同じ境遇の親友とともに、身の回りの事件や色恋沙汰に首を突っ込み、治安に一役買っていた。ある日、川魚料理を堪能しようと深川へ出掛けた多聞。ここで夫婦を駕篭に乗せ界隈を練り歩く婚礼を目にする。ところが、野次馬でごった返す中、元藩士を浪人が斬殺、一転、修羅場と化した。大刀を大上段に構える浪人に対し、三つの流派の免許皆伝を持つ多聞が鯉口を切るが…。人情をたっぷり添えて江戸の男女を描く、好評シリーズ第二弾!書下ろし長編時代小説。
書店店長として働く五十嵐さくらは疲れきっていた。山のような仕事、下がり続ける売り上げ、頭の痛い万引き対応。さらに、本部からは閉店の計画を告げられる。そんなとき頭に浮かんだのは、本好きになるきっかけを与えてくれた中学生時代の女性教師だった。若くして亡くなった彼女にもう一度会いたいー。「ちびねこ亭」へと足を運んださくらに訪れる温かな奇跡とは?
宇治の三室戸寺で、斑鳩の矢田寺で、月下の紫陽花園を撮影中だったハイアマチュアの写真家が相次いで殺害された。月光写真に鎬を削る写真集団『写団・影』とは?五年前のレイプ事件に注目し、カメラのデータに残された犯行時刻に疑問を持った赤かぶ検事のもとに届いた“紫陽花丼”は、犯人からの挑戦状か。
紫陽花の季節、鎌倉を訪れた神尾一馬は旧知の美樹と久しぶりに会う。美樹は一馬がかつて淡い恋心を抱いた相手だ。ところがとんでもないことに、その日美樹の娘由樹が何者かに誘拐されてしまう。否応なく事件に巻き込まれた一馬だが、事件は意外な展開を…。好評“坊っちゃん探偵”シリーズ第2弾。
新宿でクリニックを開き、何ひとつ不自由なく暮らしている医師・省吾。美人の妻と二人の子供に囲まれ、26歳の愛人・詩織ともうまくやっている。ところが、妻の日記を盗み読んでから状況が一変。妻は自分を疑っているのか。どこまで知られているのか。今後どうすればいいー一気に緊張する大人の恋愛模様。