若き日に心臓病、そして乳癌に…。次々と与えられた試練を乗り越え、いまは透析患者として病院に付き合い共存する人生。小さな幸せを大切に思う日々を短歌と共に記した著者の自分史。
本書は、生家の庭や自分の家の庭作りの経験を通して庭仕事の愉しみを広く伝えたいと、書かれたものである。
千々岩家の家族関係は崩壊寸前だった。女性出入りの激しい父・夕起夫と、黙ってそれに耐える母・葉子。薬科大学に通う姉・加奈は、妻子ある男と愛人関係にあった。高校二年生の次女・美佐だけが、恋人・多久也との交際も順調で唯一まともな存在だった。しかし、近所で起こった殺人事件をきっかけに、かろうじてバランスのとれていた一家を“悪魔”がかき回し始める…。暗い宿命を描いた長篇傑作推理。
本書では、パソコンで絵を描くメリットを最大に活かすことができるExpression2というソフトウェアを紹介。Expression2は「やり直しができる」メリットのほかに、「書き直さずに気軽にイメージを変えることができる」というメリットを兼ね備えているので、気負い無く絵を楽しめる。
数多くの寺院や神社があり、さまざまな風物や風俗、雅など、街全体がこの国の有形無形の宝を守っている古都・京都。好天時に素晴らしい椿、桜、もみじ。雨の中でもきれいな杜若、花菖蒲、紫陽花。京都の花木を的確な見ごろと見所で観賞するための案内書。
メールで再会した二人。明月院から続く分かれ道を歩いてきた二人は、それぞれの未来に希望を抱きながらひたすらに過去を追い求めていく-。
実らぬ恋、密やかに咲きて…好きになってはいけない人、高鳴る胸をそっとおさえて、儚くも熱き恋の詩集。
太平洋銀行京都四条副支店長を勤めている南田のもとへ、融資先・小柳が営む鎌倉の新興菓子屋『ペストリー・カマクラ』のリスクッキーが送られてきた。しかし不吉にもそのクッキーの首は折れて紛失していた。それは続く連続殺人の予告状だったのだ!「古都の銘菓」という特集記事のため、『鎌倉観光サミット』で小柳と面識があった女性誌総合月刊誌「クロッシュ」の編集長にしてミステリーマニアの冬木雅彦は、自ら進んで事件解決のための謎の渦中へと飛び込む。しかし調査の最中、今度は南田も殺害されてしまう。二つの古都、鎌倉と京都を結ぶ線は一体何か?書き下ろしミステリー。
教育現場に関する題材を中心に時に母としての顔も覗かせながら、忘れがたい小・中学校での教員生活の思い出を刻んだ短歌集。