学者、政治家、エネルギー問題の専門家、そして自治体の首長や市民レベルの運動家達によって支えられ、原子力問題の先進国ドイツは、廃絶の方向へと確実に進んでいる。しかし日本はどうであろうか?依然として原発事故は頻発し、高レベル廃棄物最終処分問題を抱えたままである。本書はそれらの問題をつき、革命的なエネルギー開発の現状などを新たに加え、人類がとるべき道を教えるルポルタージュ。
本書は、『科学の終焉』の続篇のような体裁になっているが、実は著者ホーガンの「前著では心に関連した科学に対する扱い方が不充分だったのではないか」という反省に発して書かれたものであり、したがって内容は、「心に関連した科学」だけを、『科学の終焉』におけるそれよりもはるかに詳細に考察したものである。
高校1年の沢柳有貴は、母・智春と2人暮らし。智春は、3年前、殺人の濡れ衣を着せられ、自殺を図り、記憶喪失となっている。智春を自殺に追いつめた奈良敏子は、真犯人として服役中だが、刑期明け直前、敏子の夫・竜男が何者かに殺された!崩壊した家庭が、さらなる危機を乗り越え再生する道を描くホーム・サスペンス。前作『夜に迷って』につづく第2弾。
孫誕生、芸能生活40周年、アットホームな家族。かつては事業の失敗、多額な負債も。夫婦の危機、そして上原謙問題。「苦しみほど素晴らしいものはない」と今だから言える。永遠の若大将が、波瀾万丈の人生を改めて振り返る。
この本は、分数の本当の意味を雄大な「夢物語」に仕立てたものです。
日本を離れ、英国に渡って30年、著者の学問と日本観はどのように変貌していったか。
「トップをとってみせる」と高山の墓前で誓った咲也。生前、高山がN.Y.でのプロデュースを依頼していたハワード氏のもと、いよいよリュシフェルは全米トップを目指しニューヨークでの活動を開始!!愛音も咲也にふさわしい女性となるべく、ジェレミーという17歳の男性ボーカリストの付き人として仕事を始める。すべてがうまく運ぶかのように思えた矢先…。雪がリュシフェルを脱退!?ジェレミーのバンドメンバーとしてリュシフェルのライバルに!?そしてN.Y.生活を送るうち、愛音と咲也の間に大きな溝が生まれてしまい…。リュシフェル、全米トップまでの波瀾万丈の2年間が明らかに。
天慶七年(九四四)、安倍晴明が主宰する土御門神道は、平安京の市井にひろがっていた。だが、人気を妬み、肩入れする成明親王の東宮(皇太子)冊立を阻止すべく、陰陽師蘆屋道満は最後の策を打った。妖婦朧を、朱雀帝の寵姫である縫姫になり代わらせ、睦言によって晴明、成明とその後見人の大納言師輔を失脚させるのである。ここに、晴明たちは最大の危機に陥った…。晴明はこの難局を如何にして乗り切るのか!?理想政治の達成は?平安王朝に描く壮大妖美の伝奇ロマンついに完結。
代理母、クローン、臓器移植から安楽死まで、生命をめぐる環境の変化を見すえる生命科学者が、生と死の倫理を問い、いのち本来のあり方を考える。
6歳で三味線と出会い、14歳で「全日本津軽三味線競技大会」優勝、15歳で単身上京、21・22歳のときに「津軽三味線全国大会」2連覇。三味線から勇気を与えられたかつての少年は、立ち止まることなく、さらに先へ、世界へと走り続ける。
IT、グローバル化、福祉の終焉、国境の消滅。この大変化の真の原因は、何なのか?『ビジネス・ウィーク』ブック・オブ・ザ・イヤー受賞の話題作。
ホストクラブ、不動産屋、売春ブローカー、中国人クラブ、ギャング、ヤクザ、裏ギャンブル、フーゾク…、日本でもっとも危険で、もっとも蠱惑的な盛り場である「不夜城」歌舞伎町。そこは、男と女、ヤクザと海外ギャングがあい乱れ欲望に群がる「喰うか喰われるか」の世界だった。「サクセスストーリー」と「危険な罠」が混在する盛り場-歌舞伎町という裏社会に潜む、仕事師たちの生々しい人間像を追う。
音楽療法の実際のセッションのなかで生まれ、たくさんの療法士に口伝えで伝えられてきた名曲・珍曲・音楽遊びが、1冊の曲集になった。曲が生まれた背景や、実際の活動のすすめかた、応用の方法など、ていねいな解説つき。音楽ゲームを含めて、合計63の活動を紹介する。
宇宙は永遠に続くのか。ブラックホールの驚くべき役割を通して宇宙の始まりと終末を探る。
昨日までの世界はもうない。アダム・スミスの時代は終わった。膨大な資料と科学知識から得られた次の時代の価値観=ホロス(全体性)のすべてがわかる。
元東京交響楽団の名クラリネット奏者で、80代の現在も演奏活動を続けている北爪利世氏。その愛称「づめさん」が、自身の生涯、オーケストラや室内楽で共演した名指揮者・名演奏家の思い出、クラリネットや音楽への思いなどを大いに語る。づめさん秘蔵の写真やパンフレットも豊富に紹介。
98年ワールドカップ直前、崩壊寸前まで追い込まれていたブラジル代表。その危機を救うためにやってきたのがジーコだった。「挑戦し続ける」ことを人生のモットーとするジーコ。代表チームのテクニカルコーディネーターとして「チームを一つのマインドを持った大きな体にする」ことを目標に、選手の選考、管理、起用法まで関わり、ブラジル代表を準優勝に導いた。本書では現在日本代表を率いるジーコのサッカーに対する考えや、その指導法、具体的な選手操縦術まで分かる。サッカーファンだけでなく、ビジネスマンにも必読の書。
人類史上類を見ない発展と破壊の二十世紀から、新しいミレニアムへの転換期に、トゥワイマン氏を「次の先生」へと導く出来事が続く。その中で明かされる聖書の謎。カタリ派・テンプル騎士団・アーサー王騎士団・ボゴミール…と名を変えながらも守られてきたのは、ヨハネの「愛弟子のコミュニティ」だった。今、世界中が平和の祈りで心を一つにする時、シフトが起きようとしている…。
“ヒューマンエラーとは何なのか?”“どうして起きるのか?”という本質を、人間の行動で理解していき、“どう防ぐか”を事例にもとづきながら検証する手引書。本書は、日々、ヒューマンエラーと隣あわせの人、頭を悩ませている人たちの解決への道標となる必読の一冊です。
環境の危機に直面した人類は未来をどのように考えるべきか。未来がどう展開しうるかについて新しいイメージを喚起し、未来に対する理解を切り開く一助になるのは、社会システムと環境システムの共進化を考えることである。